ナイトミュージアム エジプト王の秘密


 2019.6.17      豪華出演陣が暴れまわる【ナイトミュージアム エジプト王の秘密】

                     
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 [ ベン・スティラー ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
ナイトミュージアムシリーズの最終章。いつものごとく、博物館の展示物たちが動き回る。今回は、みなを動かしていたエジプト王の石板が魔力を失いつつあるので、大英博物館へ向かうという流れだ。ファラオ役は「ボヘミアンラプソディー」でクイーン役を演じたラミ・マレックが演じている。

出演陣は豪華で、ちょい役にも有名俳優が出演している。ヒュージャックマンが名前を茶化されるためだけに登場したりと、パロディがすさまじい。夜警のラリーが奮闘するのはいつものとおりだが、息子との関係や、大英博物館の夜警との面白い絡みなどもポイントだろう。石板の効力がなくなると、みなが動かなくなる。誰か悪者がいるわけではない、ドタバタ面白映画だ。

■ストーリー
ニューヨークの自然史博物館でのプラネタリウム設立パーティは、思いもよらぬハプニングの連続。夜警のラリーや展示物たちの奮闘もむなしく、大失敗に終わる。どうやらみんなに魂を吹き込んでいたエジプト王の石板〈タブレット〉が魔力を失い、みんなが動けなくなりつつあるらしい。

それを知ったラリーと息子や仲間たちは、石板の持ち主であるエジプト王〈ファラオ〉に会って謎を解くため、ロンドンの大英博物館へ出かける。しかし、そこには彼らが想像もしていなかった危機と運命が待ち受けていた……!

■感想
ナイトミュージアムの売りは博物館の展示物たちが動き出し、はちゃめちゃな行動をする部分だ。今回も、原始人が登場したりとかなり強烈だ。エジプト王の石板の効力がなくなると、展示物たちはたちまち動けなくなる。

夜警のラリーが展示物たちを動けるようにするために、石板の持ち主であるエジプト王のもとに向かう。ラリーと展示物たちが大英博物館に向かう。当然ながら飛行機で向かうのだが…。おかしな絵であることは間違いない。コスプレ風に見えてしまう。

ラリーは息子が進路に迷っていることを考え、息子との関係をどうするかを悩む。同じくエジプト王も息子との関係に悩んでいる。親が思うほど子供は子供ではない。子供なりに何かをしっかりと考えているのだろう。子供の気持ちを親が理解するのは難しい。

ラリーが想像もできないような出来事が大英博物館で巻き起こる。ラリーと同じく大英博物館の夜警である女警備員が最高だ。顔のパーツは良いのだが太りすぎているために女優の夢を諦めたらしい。確かにそんな感じはする。

ちょこちょこと面白ネタが組み込まれている。ちょい役としてヒュージャックマンが登場したり、有名人を茶化すようなネタが盛りだくさんだ。巨大な悪がでてくるわけでもなく、ちょっとしたトラブルが問題を大きくしている。

その結果、誤解を解くとすべてが丸く収まってしまう。強烈なインパクトはないのだが、歴史好きや博物館に興味のある子どもにはうってつけの作品だろう。歴史に触れ、その後、歴史を学ぶ。面白おかしく歴史が勉強できるというのが良い。

シリーズの定番的面白さがある。



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