2019.4.23 暗殺者ビショップを止めることは誰にもできない【メカニック ワールドミッション】
メカニック:ワールドミッション[ ジェイソン・ステイサム ]
評価:3
■ヒトコト感想
前作「メカニック」では、正確無比の完全無欠な殺し屋であったビショップ。本作でもその几帳面さが最初から表現されている。暗殺稼業から足を洗ったはずだが、組織からは最後の暗殺を実行するように脅される。ビショップの能力を高くかっているからこそ、人質をとってまでもビショップに暗殺を実行させようとする。ターゲットは3人。みな難攻不落の要塞のような場所で身を隠している大物たちだ。
ビショップはたった一人でこの巨大な敵に対して暗殺を実行しようとする。結局のところ、誰もビショップを止めることはできない。ビショップを敵に回した瞬間に、四六時中暗殺の恐怖に怯えるしかない。ビショップの臨機応変な暗殺術を楽しむ作品だ。
■ストーリー
殺し屋稼業から足を洗ったビショップ(ジェイソン・ステイサム)のもとに暗殺の依頼が入る。それは幼少期に暗殺者して一緒に育てられたクレインからだった。彼は過去にビショップに見捨てられたことを恨んでいたため、一度は依頼を断るが、ジーナ(ジェシカ・アルバ)を人質にとられ、やむなく復帰する。
ターゲットは武器商人として世界を裏で操る3人の巨大フィクサー。やがてビショップは成功/失敗にかかわらず死が待つことを知る。しかも、クレインはこの世でただ一人、ビショップの弱点を知る男だ。果たして、超難関のミッションの行方は?そして、クレインの真の目的とは――?
■感想
ビショップに課せられた超難関なミッションは、武器商人などの裏の世界を牛耳る3人の大物の暗殺だ。まず冒頭からビショップがひとりっきりで暗殺を実行し、二手三手先までも考えながら行動しているということがわかる。組織から狙われたとしても、危険を察知したビショップは素早く逃げ出し、ビショップのアジトに侵入しようとした敵をあっさりとせん滅したりもする。
その後、人質をとられたため、やむをえず暗殺を請け負うことになる。ビショップのすごさばかりを強烈にアピールしている。
ビショップが暗殺するターゲットはみな大物だ。そのため、自分の身を守るために二重三重の守りを敷いている。それを攻略するためには…。ビショップは敵組織を入念に調査し、どのようにひとりで攻略するかを検討する。その結果、すべてをひとりでこなすために仕掛けをし、見事敵のボスを暗殺してしまう。
ここまでくると、どれだけ守りを強固にしたとしても、ビショップに対しては防ぎようがないということだ。ひとりで行動されてしまうと、捕まえきることもできない。
ビショップが最後にターゲットとした組織のボスに対しては、ある交渉をもちかける。そのことにより、ジーナを人質にとった組織に復讐することに成功する。
伝説の暗殺者としてのビショップは、どれだけ窮地に陥ろうとも脱出してしまう。ラストの船上での戦いでは、爆弾が仕掛けられており、ビショップの脱出は間に合わないかと思われていたのだが…。この時点でビショップは爆風に巻き込まれ死んだことになっていたのだが…。ラストの展開がなんともビショップらしくて良い。
ビショップの完璧な仕掛けがすばらしい。
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