名探偵ピカチュウ


 2020.7.20      毛がフワフワしたリアルなピカチュウ【名探偵ピカチュウ】

                     
名探偵ピカチュウ [ ライアン・レイノルズ ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
ポケモンの実写化。基本はアニメではあるが、実写化し現実世界の映像の中に入り込むポケモンというのはやはりインパクトがある。日常の中にポケモンが入り込む世界。ピカチュウはやはりアニメよりも、フアフアとした毛のようなものがリアルに表現されている。その他のポケモンもリアルな描写をされているので、ポケモンとしてのインパクトはすさまじい。

人間とポケモンが共存する世界であっても、やはりミューツーの存在が鍵となる。他のポケモン映画と同様に圧倒的な力をもつミューツーが、人間にその能力を利用されてしまう。ピカチュウの相棒がサトシではなく、黒人の青年というところに違和感を覚えたのだが、日本を主要なターゲットとしているのは間違いないだろう。

■ストーリー
かつてポケモンのことが大好きな少年だったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査へ向かったきり、家に戻らなかった父親・ハリーとポケモンを、遠ざけるようになってしまった。それから年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部(渡辺謙)から電話がかかってくる。「お父さんが事故で亡くなった――」。

複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。荷物を整理するため、ハリーの部屋へと向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっていることがあった…。「ハリーはまだ生きている」。ハリーは何故、姿を消したのか? ライムシティで起こる事件の謎とは? ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!

■感想
ポケモン映画はいくつかあるが、そのどれとも異なる実写版だ。フルCGのポケモン映画は過去に存在したのだが、今回のように実写との融合というのは初だ。ポケモンが現実世界の中で人間と共に生活している。ポケモンを狂暴化させる謎の薬が存在し、本来なら大人しいはずのポケモンが狂暴化して暴れだす。

主人公のティムが帽子をかぶったピカチュウと共に、謎を調査するのだが…。タイトルの名探偵ピカチュウというのは、記憶をなくしたピカチュウがどのようにして謎を解き明かすかにある。

ティムの父親であるハリーとピカチュウはコンビだった。ハリーが行方不明となり、ティムとコンビを組んでハリーが事故を起こした秘密を探ろうとする。ティムだけがピカチュウの声が聞こえることがポイントだろう。なぜかはラストで明らかとなる。

ハリーはまだ生きている。ティムはピカチュウと共に動きだすのだが…。ヨシダ警部などの協力を受けながらピカチュウと共にティムはあちこちへ向かう。ミステリアスな部分はすくない。メインは様々なポケモンを実写として描くことにあるのだろう。

ラストではミューツーが大きなカギを握るこになる。なぜピカチュウがティムの元にやってきたのか。ハリーとティムが親子ということで、ピカチュウの記憶をなくすように操作したのはミューツーであり、そこから衝撃的な真実が明らかとなる。

ぬいぐるみのようなピカチュウが実写版として登場しオジサンの声で話をする。明らかに日本の市場を意識したキャスティングがされている。根本としてポケモンを知らないと楽しめないだろう。ポケモンファンであれば間違いなく楽しめるだろう。

リアルなピカチュウはそれなりにインパクトがある。



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