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　2019.9.17 　　 　　過去作品をフルCGで焼き直し【ミュウツーの逆襲　EVOLUTION】

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ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 EVOLUTION スイング
評価：2.5

■ヒトコト感想
２１年前の作品のリメイク。他のゲーム作品にも登場してくるポケモン最強のキャラのひとつであるミュウツーを描いた作品。フルCGということが売りなのだが、それ以外に特別な要素はない。幻のポケモンであるミューの化石から作られたミュウツー。目を覚ますと自分は何のために作られたかと疑問に思い、自分を生み出した人間に対して復讐を誓う。

ミュウツーは人間が作り出した機器を使い、ポケモンのコピーを作りだしている。そして、サトシたちと対決することに…。ミュウツーがまだ目新しいころであれば、本作も楽しめたのだろう。今更感があり、フルCGにしたからといって特別なインパクトはない。ラストのオチもなんだかしっくりとこない。

■ストーリー
人間たちへの逆襲を計画する‘ミュウツー’と、幻のポケモン‘ミュウ’との戦いを通して友情の大切さを描いた作品。21年前の大ヒット1作目、名作「ミュウツーの逆襲」のリメイク版で、ポケモン映画初となる全編フル3DCGと超話題作。

■感想
幻のポケモン・ミューから作られたミュウツー。元作品は見ていない。ただ、ミュウツーが特別なポケモンで強いというのは情報として知っていた。ミュウツーがどのようにして生み出されたのか。そして、人間に対して深い恨みを持ち攻撃する理由もなんとなく把握できた。

ミュウツーは他のポケモントレーナーたちを自分の城に招いて戦おうとする。目的のひとつとしてポケモンをコピーするというのがある。ただ、その先どうするかは描かれていない。ミュウツーは世界を牛耳りたいのか？それとも滅ぼしたいのか？

ミュウツーの圧倒的強さに対して、誰も手がだせない。サトシたちトレーナーのポケモンが束になってかかろうともミュウツーはびくともしない。そればかりか、コピーポケモンたちにやられるだけ。この状態でどのような結末とするのか。

物語はなぜか急にミューが登場しミュウツーと互角な戦いを繰り広げる。ミューはピンク色のイタチといった風貌で、とても強そうには見えない。そんなミューだがなぜかミュウツーと互角の戦いを繰り広げ、サトシたちを驚かせる。

ミューとミュウツーの戦いが終わらない中、サトシが二人の戦いを止めにはいるのだが…。ここで、戦いのとばっちりを受けてサトシは石のようになってしまう。サトシが石のようになるとピカチュウが電撃を当ててサトシを起こそうとする。その場面が子どもたちには感動を呼び起こすのだろう。

ポケモンたちの涙がサトシを目覚めさせる。するとなぜかミュウツーとミューも何かを悟ったかのように、コピーポケモンたちとどこかへ行ってしまう。なんだか？な展開だ。

子ども向けであれば、これでよいのだろう。