2020.2.14 24時間限定の命【リミット・オブ・アサシン】
リミット・オブ・アサシン
評価:2.5
■ヒトコト感想
組織の暗殺者として活躍していたトラヴィスは、家族を失ったことで腑抜けとなる。トラヴィスは組織のために再び暗殺活動に精を出すのだが…。任務に失敗し死の淵をさまようことになる。トラヴィスが手に入れた情報が貴重なため、組織は強引にトラヴィスを蘇生させるのだが…。情報をトラヴィスから聞き出した組織は、トラヴィスを始末しようとする。
ここでトラヴィスは反発し24時間という制限がある中で、自分の信念に基づいて活動することになる。組織の巨大さと幹部たちの横暴さはすさまじい。トラヴィスが暗殺者としての能力の高さを示し、守るべき女捜査官と共に激しく動き回る。ボロボロのトラヴィスは必死に事態を打開しようとする。
■ストーリー
家族を失い、任務中に命を落とした暗殺者のトラヴィスは、組織の蘇生実験で命を吹き返す。しかし、組織はトラヴィスが手に入れた情報を聞き出すと、すぐに彼を処分しようとする。その場を逃げ延びたトラヴィスは、自分が組織に捨て駒として利用されただけだったことを悟り、自らの犯した罪と向き合い、組織のさらなる陰謀を食い止めるため復讐を誓うが、与えられた命には24時間という制限があった。
■感想
自暴自棄となっていたトラヴィスを組織は再びスカウトした。女捜査官から情報を聞き出すための任務についたトラヴィスだが、そこで任務に失敗し死亡してしまう。蘇生されリミットがある中で、トラヴィスは自分の目的を達成するために必死になる。
死んだはずのトラヴィスが生きていたことに女捜査官は驚く。組織は女捜査官が護衛している男が持つチップを狙い続ける。チップを手にしたトラヴィスは、そのまま自らの力で組織に復讐を行おうとする。
トラヴィスと女捜査官が逃亡する中で、組織は女の息子を拉致する。そこでトラヴィスたちは組織の秘密を暴くことに成功する。トラヴィスはボロボロになりながらも、その暗殺技術により組織のメンバーを倒し続けていく。
唯一、トラヴィスのことをよく知る幹部は、トラヴィスの能力を買ってはいるが、攻撃の手を緩めようとはしない。組織の力学というか、上の者はそのまた上の者からプレッシャーをかけられる。その結果が末端の兵士にまで伝わり、激しい攻撃へとつながっていく。
トラヴィスと女捜査官は子供を助けるためにひたすら行動する。トラヴィスは自分の犯した罪を悔いるように、ひたすら子供を助けるために自分の命をかける。序盤の酒浸りで自暴自棄となり、自分をスカウトしにきた組織の者たちをアベコベに閉じ込めて痛い目に合わせた人物とは同一には思えない。
24時間限定という命の期限があるからこそ、精一杯最後に良いことをしようという思いなのだろうか。トラヴィスのラストは案の定、かっこよいものになっている。
家族を失い腑抜けになる系の作品である「アジョシ」とかぶるものを感じた。
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