機動戦士ガンダム 逆襲のシャア


 2021.7.29      ハサウェイはムカつくキャラだ【機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】

                     
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア[ 古谷徹 ]
評価:3

■ヒトコト感想
ガンダムシリーズ。シャアがネオジオンの総帥として地球へアクシズを落とそうとする。はるか昔に見た覚えがあるのだが…。大人のガンダムというかZガンダムの雰囲気を引き継いでいる。カップルがいくつか存在するのだが、どれもがいびつだ。アムロがνガンダムでシャアのサザビーと対決する。ファンネルを使っての戦いというのは、アムロらしくない。ところどころにファーストガンダムの映像が挟まれている。

ファーストガンダムファンにはたまらないだろう。ブライトの息子であるハサウェイがガンダムシリーズに登場する生意気なガキの雰囲気をそのままだしており、最終的にはアムロの恋人を殺してしまう。ラストの展開は賛否あるのだろうが、ニュータイプの力を示すと言う意味ではよいのだろう。

■ストーリー
第一作目の「機動戦士ガンダム」から続いていたアムロとシャアの確執についに決着がつく。宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍の総帥となったシャア・アズナブルは、宇宙民族の解放を唱え、地球軍との敵対を続けていた。表向きは政府と和平交渉を行いながら、小惑星アクシズを地球に衝突させるという暴挙を計画するシャア。そんな時、彼は宿敵のアムロ・レイと再会する…。

■感想
逆襲のシャアというタイトルどおり、それまで地球連邦軍の仲間として戦ってきたシャアがネオジオンの総帥となり、地球を破壊しようとする。シャアの前に立ちふさがるのはアムロとブライトだ。このあたりは結局のところファーストガンダムの資産をひたすら使い続けているということなのだろう。

ファーストガンダムファンをターゲットとしているのは間違いない。シャアとアムロがそれぞれサイコミュを搭載した最新のモビルスーツに乗り戦う。最後はアムロが勝つのは定番なのだろう。

大人向けという印象が強い。シャアはナナイというパートナーを作りつつも、クエスを利用する。ララァのことを母親代わりとしていた、という発言は驚きだ。どちらかというとロリコンの雰囲気が強いシャアだが実はマザコンだったということだ。

アムロにしても恋人はいるのだが、その恋人はクエスを殺されたことで逆上したハサウェイに殺されてしまう。まずこのハサウェイのキャラが強烈だ。何もできないくせに生意気で、ついには仲間を殺してしまったりもする。このハサウェイが主人公で新作が映画化されているらしい。

ラストは地球へと落ちていくアクシズをアムロがνガンダムで止めるというものだ。ニュータイプの力をどのようにして表現するのか。超能力者の域を超えているのは間違いない。地球連邦軍がアムロたちニュータイプの力を警戒するのはもっともなことだ。

巨大な隕石の落下を止めるだけの力があれば、スペースノイドがニュータイプを担ぎ上げ反乱を起こすことは容易に想像ができる。アムロとシャアははからずも、そのこと証明してしまったような形だ。

νガンダムとサザビーの戦いは良い。



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