機動警察パトレイバー 劇場版


 2022.2.11      コンピュータウィルスでレイバーが暴走する【機動警察パトレイバー 劇場版】

                     
機動警察パトレイバー 劇場版
評価:3

■ヒトコト感想
パトレイバーは名前だけは知っているが、どのような物語かは知らなかった。本作で初めて見るのだが、当時としてはかなり先進的な映像だったのだろう。1999年が未来のこととして描かれており、最新のOSに入り込んだウィルスにより東京中のレイバーが暴走する。技術者が仕組んだ罠だということなのだが…。

技術者はすでに死んでおり、真実を追い求めることからスタートする。そこから、ウィルスにより暴走したレイバーと戦いつつ、暴走の元である浮島のシステムを破壊しようとする。はみ出し者たちが集まる第2小隊のポリスたちが必死に奔走する。ラストの、隊長がすべての責任をとると言ってからの行動というのはワクワクしてくる。レイバーの映像を含め、今見ても十分楽しめる作品だ。

■ストーリー
1999年夏。自衛隊の試作レイバーが突如無人のまま暴走するという事件が発生する。しかし、それは相次ぐ事件のほんの幕開けに過ぎなかった!何者かが仕掛けたコンピュータウイルスによって、都内各所で作業用レイバーが次々と暴走。警視庁特車二課第2小隊のはみだしポリスたちは、姿なき犯人を追ってこのメガロポリスを駆け抜ける!

■感想
パトレイバーは有名ではあるが原作マンガ含め見たことがない。「攻殻機動隊」の監督が作った作品だ。確かに当時としては映像的なインパクトがある。今見てもそこまで違和感なく楽しめる。時代的な古さを感じるのは、未来の出来事として描かれているのだが時代が1999年だということだ。

2020年代に入っても本作のようなレイバーが銃器の代わりに動くということはない。レイバーのOSがアップデートされたタイミングで次々と工業用のレイバーが暴走を始める。未来のコンピュータウィルスを想定した物語だ。

第2小隊のはみ出し者たちが、事件を捜査する。OSを作った技術者が怪しいということで、警察を含め捜査を続けるのだが…。技術者はすでに死亡していた。技術者が仕組んだウィルスが今頃になって動き出す。そのトリガーが何かを調査するのだが…。

パソコンの映像が時代を感じさせるものであり、さらにはブラウン管のモニターというのが昔の作品だとわかる。コンピュータウィルスに侵されると、シャットダウンしたとしても強制的に起動され、レイバーは暴走を止めることはない。

レイバーたちを暴走するきっかけというのは、浮島から発信される共鳴信号だった。浮島を破壊しようと第2小隊の者たちが向かう。そこで、暴走したレイバーたちと対決するのだが…。原作マンガなどを読んでいないが、見ればそれぞれのキャラクターは自然と理解できた。

それなりにインパクトがあるのは間違いない。映像的なインパクトもそうだが、ストーリーとしても当時としては新しいのだろう。本作には続編があるようなので、必ず見ることだろう。

80年代でこのクオリティはすばらしい。



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