ジョーズ2


 2021.9.17      前作ほどのインパクトはない【ジョーズ2】

                     
ジョーズ2
評価:2.5

■ヒトコト感想
前作から引き続き、ジョーズの恐怖に揺れるリゾート地を描いている。前作でサメと戦ったブロディ保安官が今回も大活躍する。序盤ではいつものとおり、観光に力を入れる市長と必要以上にジョーズを恐れるブロディの対立から始まる。巨大なジョーズにより人知れず被害がでている。死体が上がらない限り、サメに食い殺されたのかを判断するのは難しい。

ブロディはシャチが巨大な歯型を付けられビーチに打ち上げられた姿を見てサメが再びやってきたと気づく。ブロディの主張に嫌気がさした市長たちはついにはブロディを解雇してしまう。前作ほどジョーズの正体不明な恐怖感というのはない。ジョーズの姿がそのまま海上に現れ、ヨットに噛みついたりもする。

■ストーリー
海洋パニックサスペンス第2弾。リゾート地を襲ったジョーズの恐怖から4年。観光客が次々と行方不明になる事件が多発し、過去の記憶が頭をよぎったブロディ保安官が再び立ち上がる。

■感想
前作ではジョーズはいるのかいないのか。どのような姿なのかが不明なまますすみ、ラストの激しい戦いではどのようにしてジョーズを倒すかというワクワク感があった。本作はやはり前作ほどのインパクトはない。すでにジョーズの恐怖というのは前作で思う存分味わっているので、二番煎じ感はある。

相変わらず観光客のことしか考えない市長と、ジョーズの恐怖を嫌というほど味わったブロディの対立がある。そこからブロディが解雇されてからも、ひたすらサメと対決する姿が良い。

ジョーズの恐怖を知るブロディは子供たちには決して海に入るなという。そして、ひとりビーチに立つ見張り塔のようなもので海を見張ったりもする。楽しく遊んでいるリゾート観光客にとっては保安官が双眼鏡で海を眺めている姿は異様にうつるのだろう。

大きな黒い影が見えるとそれがサメだと勘違いして海に向かって拳銃をぶっ放したりもする。確かにこのブロディの姿を見ると、異常のように思えてしまう。ひとり神経質なブロディをリゾート地を守るべく市長が解雇したのは納得な流れだ。

解雇されたブロディの息子がヨットで海に出ていると知る。ここで、サメの魔の手が襲い掛かる。昔の映画として、あっさりと子供がサメの犠牲になるのは衝撃的だ。ここ最近の映画ではありえないような流れだ。

ブロディがひたすらサメと戦う。前作よりもサメそのものが登場してくる。巨大なサメがヨットの横に迫る。確かに大迫力だ。木のヨットなどは簡単に噛み切ってしまう迫力。巨大ザメとの対決では、ブロディが大活躍する。サメの迫力は前作の方が強いかもしれない。

やはり前作ほどのインパクトはない。



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