ジェイソン・ボーン


 2021.5.31      ボーンがひたすら強すぎる【ジェイソン・ボーン】

                     
ジェイソン・ボーン
評価:3

■ヒトコト感想
ボーンシリーズの続編。ボーンのCIAに対する復讐は続く。元同僚のニッキーがボーンの父親が殺された秘密を知り、父親の仇をうつためにボーンが動き出す。ハッキングやマルウェアなど、CIA内部のハイテクがさらに進化している。序盤、CIAのコンピュータがハッキングされ、重要な情報が盗まれる。それを行ったのはニッキーで、盗んだ情報をボーンに伝える。

ボーンの父親はCIAに殺された。最も危険な兵器と言われているボーンが追跡者の攻撃をかわしながらCIAのトップを殺そうとする。CIAは世界を制するプラットフォーマー企業のトップを脅しながら国民全員を監視するシステムを作ろうとする。複雑に絡み合う利害関係。ハイテク担当のエージェントのリーの腹黒さが際立つ作品だ。

■ストーリー
ボーンが消息を絶ってから何年もの歳月が経過したある日、元同僚であるニッキーはボーンを見つけ、彼にある真実を告げる。それはCIAが世界中の情報を監視し、技術開発やテロ活動までをも裏で操作する事を目的とした、恐ろしい極秘プログラムが始動したというものだった。姿を現したボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリーは、彼が最も求めているものを提供すれば、再びCIA側に取り込めるのではないかと考え始める。しかし“史上最も危険な兵器"であるボーンは、追跡者が想像すらできない、ある目的を持って動いていた・・・。

■感想
「ボーンアルティメイタム」などのジェイソン・ボーンシリーズの最新作。序盤からCIAがハッキングされ重要な情報が盗まれる。盗んだのは元CIAのニッキーで、ボーンに情報を伝える。過去作品を見ていれば、ボーンの状況は理解できるだろう。

CIA内部で最も危険と言われた男が、CIAの制御から離れ、独自に動き出す。ボーンが動くとCIAは大騒ぎになる。ハイテク全盛の本作。ボーンは常に監視され、あらゆる場所から狙われることになる。ボーンへ強い恨みをもつエージェントによる執拗な追撃もある。

CIAの追撃によりニッキーは犠牲となる。ボーンはその戦闘能力の高さから、次々に迫るCIAのエージェントたちを倒していく。ボーンは父親を殺したのがCIAと知り復讐をとげようとする。CIAは危険なボーンを排除しようとやっきになる。

それと共にCIAは国民全体をひそかに監視するために、巨大プラットフォーム企業のCEOを脅すことでシステムの心臓部に監視の仕組みを入れようとする。CIAのハイテク担当のエージェントであるリーが、ボーンの味方になるようなそぶりをみせつつ、たくみな立ち回りをしている。

ラストではボーンに恨みをもつCIAエージェントとの対決となる。ここでもボーンの圧倒的な強さにエージェントは押され気味となり、最後には倒されてしまう。国民を監視することを画策していたCIA長官もボーンにより倒されてしまう。すべてはボーンひとりの仕業だ。

ボーンを制御できないと分かった政府はリーを使ってボーンを制御しようとするが、それすらもボーンは看破している。ボーンの柔軟性のある強さというのはひとりで行動するからこそ発揮できる強さだろう。

ボーンの完全な戦闘マシーンっぷりが描かれている。



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