ジオディザスター


 2020.12.17      B級すぎる災害映画だ【ジオディザスター】

                     
ジオディザスター
評価:2

■ヒトコト感想
典型的なB級映画だ。宇宙から飛来したダークマターが地球を貫通する。いきなり地球に穴が開いて中からはマグマが見えている。こんな状態になったらもう地球は終わりだろう、と想像するのだが…。地球では地震が起きたり地割れが起こる。見た目的にはチープなCG映像が続いていく。

地震の表現の仕方も、お決まり通り画面を左右に激しく揺らすことで表現している。主役の家族が父親側と母親側に離ればなれになったのでお互い合流するために動き出す。世界的にどうなっているかは不明だが、局所的に災害を逃れるために家族と再会し逃げようとする。この状態であれば、どうやっても生き残ることは難しいのでは?と思わずにはいられない。

■ストーリー
あらゆる天災が襲い来るディザスターパニック。20XX年、宇宙から飛来した暗黒物質“ダークマター”が地球を貫通し、世界各地で大地震が発生。ロサンゼルスと山で災害に見舞われたメイソン家の人々は、それぞれ過酷なサバイバルを強いられる。

■感想
災害モノの典型というか、B級映画でありがちな流れだ。見たことのない俳優たちが地球が滅びるかもしれないほどの災害に対してあわてふためく。冒頭、どこかの観測所でダークマターが地球に近づく信号をキャッチする。

ここで、地球にダークマターが激突するのだが、その瞬間に反対側からダークマターが飛び出してくる。地球を貫通したらしい。穴からは真っ赤なマグマが見えている。普通ならこの状態で地球に住むことはできないのでは?と思わずにはいられない。

ダークマターが激突した地球では大災害が起こる。地割れが起き、アチコチで地震が起こる。メイソン家の人々は父親と息子がキャンプに行き、母親と娘たちは都市にいる。この2組がお互いに再会するまでを描いている。

家族が再会したからといってすべてが解決するわけではない。道中では災害から生き残るために必死で逃げようとする人々がいる。メイソン家の父親は、軍のジープのようなものを操りながら、なんとか都市部にまでたどり着くのだが…。

都市部では、母親と娘が必死に生き延びようとする。すでに世紀末感が強いのだが、それでもなんだかすべてがチープだ。低予算で作った映画らしく、災害の描写も変な浮き上がったようなCGで描かれている。大作の災害映画であるデイアフタートゥモローのような臨場感はない。

B級映画の典型らしく、世界的な災害ではあるが、他の国がどうなっているのかまったく描かれない。局所的にメイソン家族をとりあげているだけなので、大災害という雰囲気がない。

ある程度予想できる結末でもある。



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