2005.3.2 THEハリウッド映画 【デイ・アフター・トゥモロー】
評価:3
昔からあるハリウッド映画の王道で災害パニック物がある。
台風や火山噴火など人間の無力さを思い知らされるがごとく
災害になすすべもなく飲み込まれていく人間達。
そこにヒーロー的人物が現れ、家族や仲間、世界を救う活躍をする。
地球温暖化が原因で世界各地で異常気象が発生。
ロサンゼルスに巨大竜巻が襲来し、ニューヨークは洪水で水没。
さらに地球は再び氷河期へと突入し、北半球は完全に氷に覆われてしまう。
そんな中でニューヨークの図書館にいて生き残った息子サムを救いだそうと、
気象学者ジャックは凍てつくニューヨークへ向かうのだが・・
これぞTHEハリウッド映画だねー。
全体を通してのテーマとしては家族愛なのか??
家族を顧みなかった父親が、それに後悔して息子を助けに行く。
感動させようとする場面はそこと、厳しい道のりの道中で仲間が倒れていく様子・・・
災害規模がデカければデカイほど、解決策が無いほど絶望感は
深くなり、見ている者にもその絶望感を伝えやすいと思うんだけど
逆にそこまで大風呂敷を広げてしまうと、それをたたむのに一苦労だ。
本作も広げた大風呂敷をたたむことができず、結局無理矢理
詰め込むか、もしくは勢いよく燃やしてしまい、
なかったことにしようとしている。
結末はちょっとあっけなく、それで何も説明がされていないので
見ている人はそれで納得するのか??
まあ、これがTHEハリウッド映画だと言ってしまえば、他に何も言えないが・・
あと親父は行く必要があったのかとか、結局何も解決していないとか
いろいろとつっこみどころは多々あるがそれは気にしてはいけない。
分かっていても、分からないフリをしないといけない。
それが楽しく見る方法かもね。
映像はCGを使い見ごたえがあり、ストーリー云々より
雰囲気と映像を見ながら気分を盛り上げつつ楽しむ作品だね。
最後はハッピーエンドなので安心して見れる作品だし、
家族みんなで何も考えずに見るには最適かもしれない。
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