インデペンデンス・デイ2016


 2021.10.21      細菌で死ぬエイリアンの女王様【インデペンデンス・デイ2016】

                     
インデペンデンス・デイ2016 [ フェイ・ガウシア ]
評価:2

■ヒトコト感想
「インデペンデンス・デイ」シリーズとでもいうのだろうか。「リサージェンス」などとは出てくるキャラクターの繋がりがないので、もしかしたらタイトルだけ同じで別シリーズなのかもしれない。出演者だけでなく全体的にチープな印象の本作。地球にエイリアンが襲来し、人類を地球から追い出すことを目的としている。

アメリカの副大統領がメインとなりエイリアンと交渉する。衝撃的なのは、エイリアンが用意した宇宙船に人々が乗り込んだは良いのだが、移住とは名ばかりで、ただ宇宙に放り出されるだけ。戦いで地球を傷付けることなく効率的に地球人を滅亡させる一番の方法なのだろう。副大統領がエイリアンとの決別を決断するのだが…。エイリアンの倒し方が古典的だ。

■ストーリー
世界各地に巨大UFOが飛来し、その猛威の前に各国の軍隊は壊滅。そんな中、ホワイトハウス襲撃による大統領の死亡を受けて新たに大統領に就任したレイニーは、研究チームが開発したエイリアンに有効な病原体を散布するべく、自ら大気圏外のUFO母船に潜入することを決意する…。

■感想
巨大な宇宙船が地球の主要な首都の上に突然現れた。この手の巨大な宇宙船が登場してくる作品をインデペンデンスデイというのなら正しいのだろう。今までのシリーズの主要キャラが登場せず、無名の俳優たちが暴れまわる。

いきなりホワイトハウスの地下シェルターが爆破され、大統領たちが死亡してしまう。そのため、急遽副大統領が指揮をとることになる。エイリアン側は用意周到で、どのような手段を用いたのか不明だが、核ミサイルを発射することができない状態とされている。

エイリアンたちの技術力は地球人をはるかに凌駕している。副大統領の息子は足が悪いのだが、足を治してしまったりもする。エイリアンの目的は地球を奪い取ること。そのために、副大統領に良い条件を突きつけ、国民たちをみな宇宙船に乗せるように交渉をしかけてくる。

宇宙船に乗り人々はどこに連れていかれるのだろうか。目的地は新たな楽園かと思いきや…。人々は宇宙空間に放り出されてしまう。地球を無傷で手に入れるために最も効率的な方法が宇宙に人々を棄てるということなのだろう。

エイリアンの風貌が巨大な怪物のようであり、手足が複数ある。ただ、細菌には弱いようで人間は耐えられる細菌でエイリアンの女王を倒そうとする。地球を侵略するエイリアンのボスはすべて女王というのがこのシリーズの特徴かもしれない。

宇宙船をのっとろうとする副大統領たち。宇宙船のCGはすばらしいのだが、それ以外は妙にチープだ。宇宙船内部の描写もとってつけたような宇宙船感がある。エイリアンにしても少数しか登場しない。

シリーズとしてのインパクトはだんだんと弱まっている。



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