HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス


 2019.2.28      第二弾があることに驚いた 【HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス】

                     
HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 究極版 [ 鈴木亮平 ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
前作同様に、くそ真面目でシリアスなストーリーだが題材が題材なだけに面白すぎる。今時「パンティ」という言葉自体が死語のように思えてくるのだが…。パンティを頭にかぶることで変態仮面に変身し悪を倒す。狂介は愛子に嫌われないためにパンティを被ることをやめる。そのタイミングで世間ではパンティが消える事件が起こるのだが…。

すべてがおかしい。悪の組織もふざけているとしか見えないが、これがもはやこの作品の売りなのだろう。終始物語は真剣にすすんでいく。漫画原作なので本作を見るのは原作ファンなのだろう。それにしても第二弾が作られることが意外でしかない。パンティを頭から被る正義の味方。明らかにおかしいが、それがよい。

■ストーリー
パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせていたが、狂介は相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していた。複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが、徐々に二人の心はすれ違い始める。気づかぬうちに愛子を傷つける狂介の事を、同級生の真琴正が憎しみに満ちた目で見つめていた。愛子を失った上に世界中からパンティが消えるという未曾有の危機を迎えた変態仮面の前に、最強の敵が現れる。

■感想
前作を見た瞬間は、なぜ今この題材を実写映画化しようと思ったのか?という疑問が強くわいていた。第二弾である本作は、さらに驚かずにはいられない。いったいどの層に支持され第二弾を作ることになったのか。商業的にヒットしたとは思えないのだが…。

今回は前作の敵がさらにパワーアップし狂介に迫る。対して狂介側は、愛子との仲を考えパンティを被ることをやめてしまう。つまり狂介は変態仮面になることができない。常識的に考えれば好きな子のパンティを頭に被っているのがその好きな子にバレているのはおかしい。

狂介は愛子に嫌われないためにパンティを被ることをやめる。そのタイミングで世間ではパンティが消える事件が起きる。ここで愛子に一番に疑われる狂介は、もはや異常だ。パンティがなくなる=狂介という刷り込みがされている。誤解を解きたい狂介だが、セクシーな大学講師に言い寄られ、講師のパンティを被り興奮している。

狂介が変にまじめなため、パンティ好きとのギャップが面白さのポイントなのだろう。何事にもまじめに対応する狂介なので、変態も極めようとしてしまうのだろう。

相変わらず変態仮面の必殺技は強烈だ。すでに前作である程度慣れていたというのはあるのだが、それでもインパクトはすごい。本作は嫁と一緒に見たのだが、女性目線ではあまりにしょうもない内容のため、特別な感想はもらえなかった。

いくら漫画原作とはいえ、それを実写化した限りは、ある程度の層に受けるようにすべきだろう。原作のしょうもなさを引き継いでいるのは間違いなく、原作ファンにはうれしいことなのかもしれない。

第三弾がないことを考えると…。そうなのだろう。



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