2021.5.20 ゲームキャラ的なラスボスだ【劇場版 ペルソナ3 #4 Winter of Rebirth】
劇場版ペルソナ3 #4 Winter of Rebirth
評価:3
■ヒトコト感想
ペルソナ3のラストを飾るのは、ラスボスとの対決だ。前作まででラスボス登場までの前振りができていた。本作ではついにそのラスボスと対決するのだが…。ラスボスとの対決前に、今までのシャドウと戦うことになる。仲間がそれらシャドウを相手にしている間に、理がラスボスの元へと向かう。転校生の望月が実はラスボスだった。
このラスボスの風貌がいかにもゲームのラスボス的な見た目をしており、攻撃方法も今までのシャドウの攻撃をまねるようなパターンとなっている。ラスボスがしっかりとCGで描かれているので、よりゲームの雰囲気が強くなる。仲間が覚醒しペルソナがパワーアップする。理のペルソナも覚醒しラスボスを倒す。予定調和的な流れではある。
■ストーリー
人気ゲーム「PERSONA3」を元にしたアクションアニメの劇場版第4弾。様々な出会いと別れを繰り返しながら成長を遂げてきた結城理と仲間たち。その先に平穏があると信じて戦い続けてきた彼らに、転校生の望月綾時が無情にも現実を突き付ける。
■感想
ゲーム原作であることをここにきて存分に表現している。それぞれ個性的なペルソナを持つ仲間たちがパーティを組んでラスボスの元へと向かう。ラスボスの前には、今まで倒したはずのシャドウたちが集結している。
それらを相手にするには、今までのペルソナでは太刀打ちできない。仲間たちのペルソナは覚醒し、パワーアップしていく。理たちを邪魔していたグループとの対決も、仲間の成長により倒している。本作ではほぼ戦い一辺倒の流れとなっている。シャドウを倒さなければ世界が滅びるというとんでもない展開だ。
ラスボスは理が心を開いていた転校生の望月だった。ラスボスが真の姿を現す前に、理が望月を殺すことができれば世界は滅びずにすむ。理はその選択をせずに、シャドウとなった望月を倒すことを選択する。このラスボスがあからさまにゲーム的な風貌をしている。
何かしら高貴な雰囲気をそなえつつ、それまでに強敵として君臨したシャドウたちの必殺技を次々と繰り出してくる。どこか女王的な風貌で、理のペルソナはひたすら攻撃を防御するしかない。ゲームでこのラスボスが登場してきたら絶望感しかない。
ラスボスとの闘いでは理が覚醒し理のペルソナもパワーアップする。このペルソナのパワーアップはわかりやすくて良い。レベルアップの概念は映画では表現が難しいのだが、ペルソナの見た目が大きく変わるのは強くなったというのがわかりやすくて良い。
望月を倒した理だが、そこで世界を救うというよりも友達を救うという雰囲気が強いのだろう。仲間たちも、最終的には誰ひとりとして欠けることなく、ペルソナをパワーアップして敵を倒している。
ゲームをやっていれば楽しめることは間違いない。
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