劇場版 弱虫ペダル


 2021.11.13      青春自転車ロードレースアニメ【劇場版 弱虫ペダル】

                     
劇場版弱虫ペダル
評価:2.5

■ヒトコト感想
原作マンガは見ていない。そして、アニメも見ていない。こんな状態で劇場版の弱虫ペダルを見てみた。劇場版向けのオリジナルらしく、インターハイまでが弱虫ペダルのメインなのだろう。インターハイメンバーでそれまで対決した高校と再び対決する。原作を見ていないがすぐに内容は理解できた。ただ、キャラの個性はやはり事前に理解していないと辛い部分がある。

チーム総北の小野田坂道が主人公というのはわかる。自転車のレースの過酷さはよくわかるのだが、勝ち負けのルールがいまいち曖昧だ。チームで引っ張るというのも、単純に空気抵抗が減るということ以外いにも何かありそうだ。個性的なキャラたちが自転車レースをする。チームでのレースというのがポイントなのだろう。

■ストーリー
全国大会〈インターハイ〉において、激闘の末、チームの想いを背負い見事総合優勝を勝ち取った総北高校自転車競技部の小野田坂道。ある日、チーム総北に、インターハイの成績優秀チームが出場する「熊本 火の国やまなみレース」からの出場招待が届き、主将の金城はインターハイメンバーでの出場を決める。

■感想
原作やアニメを見ていなくとも楽しめる。自分の場合は「茄子スーツケースの渡り鳥」などを見てロードレースの面白さを理解していた。高校生の自転車部がロードレースに臨むというのはわかっていた。

総北チームの部員たちや他のライバル高校の部員たちの個性を知っていればより楽しめたのだろう。自転車部員の先輩がレースに参加しない状態で、坂道は必死にレースを引っ張る。スプリントや登りなど、コースの状態により担当者が変わるのだろう。自転車のレースアニメとして純粋に楽しむことができた。

インターハイでは総北が勝利したのだろう。ライバル高校である箱根はライバル的なキャラが登場してくる。それぞれが得意の場面があるようで、坂道はその名前の通りに登りが得意なのだろう。レースに参加しないはずの緑の長髪の先輩が急遽参加してくる。

この先輩の自転車の漕ぎ方がすさまじい。激しく体を左右に振りながらの信じられないスピードで坂道を登り続けている。後ろについている者たちの空気抵抗を減らすというのがチーム戦のポイントのはずだが、その役割を果たしているのだろうか。。。

劇場版としてコンパクトにまとめられているので、ラストはあっさりしている。自転車レースの描写として瞬間的にスピードを出すために足の筋肉が膨張するのが良い。そして、現実のロードレースのようにチームで協力し、最初にチームを引っ張る者が先頭に立ちすすんでいき、疲れてくると、次のメンバーが前にでる。

この繰り返しでチームとしてスピードを高めていく。最後には、仲間の背中を押すというのがすさまじい。基本的には個人の戦いというよりはチームでの戦いだ。

原作を読んでいなくとも楽しめる作品だ。



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