フライトナイト 恐怖の夜


 2021.3.17      シンプルなヴァンパイアもの【フライトナイト 恐怖の夜】

                     
フライトナイト
評価:2.5

■ヒトコト感想
ヴァンパイアもの。隣に引っ越してきたジェリーが実はヴァンパイアだった。序盤からその雰囲気をだしていたのだが、そのまま何のどんでん返しもなくジェリーはヴァンパイアとして行動し、噛みつくことで仲間を増やしていく。このままジェリーがヴァンパイアであれば、何の面白みもないと思っていたのだが…。そのまま物語がすすんでいく。

主人公のチャーリーは恋人のエイミーと母親を助けるためにジェリーと対決する。杭を心臓に打ちつけても死なない。ジェリーを倒すには太陽の光を当てるしかない。それ以外は不死身となっている。噛みつかれた者が同じように廉価版のヴァンパイアとなっているのは新しいのかもしれない。ヴァンパイア作品としてはこれ以上なくシンプルな物語だ。

■ストーリー
学園のアイドル・エイミーと付き合うことになったチャーリーだったが、引っ越してきた隣人によって幸せをかき消されてしまう。なんと隣人のジェリーは、ヴァンパイアだったのだ!愛する人を守るため、チャーリーとヴァンパイアの壮絶な闘いが今始まる─。

■感想
隣に引っ越してきたのはイケメンの大人の男であるジェリー。チャーリーはジェリーに対してただならぬ雰囲気を感じている。チャーリーのオタクの同級生がジェリーの正体を怪しいと考える。そして、オタクの同級生はジェリーの家に入ったところ、ジェリーに噛みつかれてしまう。

序盤からいきなりジェリーがヴァンパイアという流れとなる。正体をもったいぶるのかと思ったが、あっさりとジェリーがヴァンパイアということがチャーリーにバレてしまう。そこからチャーリーはひそかにジェリー対策として部屋に十字架や杭やニンニクを用意したりもする。

ジェリーは400年生き続けたヴァンパイアなのでしぶとい。十字架を掲げたところでジェリーはびくともしない。車で跳ね飛ばしたり、体に杭を突き刺したとしても死なない。そればかりか噛みついてヴァンパイアを増やしたりもする。

チャーリーの恋人でもあるエイミーもジェリーの魔の手に落ちるのだが…。そこから、チャーリーはフル装備を準備しジェリーとの対決を決断する。過去にヴァンパイアに両親が殺された男を仲間に引き入れ、ヴァンパイアを倒すノウハウを手にする。

ヴァンパイアの無敵具合はすさまじい。鬼滅の刃の無残のように太陽の光しか殺すことができない。ラストでは地下室での戦いとなるのだが、チャーリーの同級生までもがジェリーによりヴァンパイア化されていた。ラストは非常にご都合主義的な流れとなる。

ジェリーを倒した瞬間に、ジェリーに噛まれヴァンパイアとなっていた者たちは皆人間に戻っている。わかりやすい展開だ。あまりにも早い段階でジェリーがヴァンパイアということが判明したので、何か裏があるのでは?と深読みしてしまった。

シンプルなヴァンパイア作品だ。



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