鬼滅の刃 第一夜(第1話~第5話)


 2020.11.18      小学生に流行る理由は何なのか。。【鬼滅の刃 第一夜(第1話~第5話)】

                     
全巻セット最新巻 22巻 鬼滅の刃
評価:3

■ヒトコト感想
鬼滅の刃の第1話から第5話までをまとめた作品だ。鬼滅は原作マンガは読んでいる。少年漫画らしい展開ではあるが、ここまでヒットする要素は感じなかった。どうやらアニメ版から火がついたらしいのだが…。アニメを見ていない状態で本作を見ると、戦闘シーンの激しさと映像のクオリティには圧倒されてしまう。

王道の少年漫画的であり、本作では家族を殺された炭治郎が鬼になりかけた妹を救うために修行をし鬼と対決する物語だ。序盤は炭治郎の成長物語として楽しく見ることができる。これが、鬼との闘いが集中する後半でどうなるのか。本作が子供にもウケていることが意外だった。かなりグロテスクな描写が続くのだが大丈夫なのだろうか。。

■ストーリー
時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、“鬼狩り"の道を進む決意をする。人と鬼が織りなす哀しき兄妹の物語が、今、始まる―!

■感想
マンガは週刊少年ジャンプらしい展開ということで、それなりに楽しんで読むことができた。アニメは見ていないが、総集編的な本作を見た。ほぼ原作をなぞる形で物語はすすんでいる。キャラクターの声には違和感はない。

アニメとしての演出や戦闘シーンのスピード感など、すばらし要素は多数ある。ただ、原作にわりと忠実なので、鬼との血みどろの戦いというのがメインであることは間違いない。妹が鬼になりかけているというのもあり、肉弾戦を続ける妹と、炭治郎は剣で鬼と戦う。子供受けする要素はないように思えたのだが…。

本作では炭治郎が修行し、鬼を討伐する部隊に参加する部分で終わっている。アニメがそもそも原作マンガでいうところの序盤で終わっているので、仮に映画として補完されたとしても、原作をすべて描き切るためには相当な期間が必要となるだろう。

マンガ全22巻をアニメ化するのはかなり長いはずだ。子供たちにヒットし、あらゆるキャラクターグッズが出回っている現在。このブームがどこまで続いていくのか。映画化されるタイミングで盛り上がるのだろうが…。

アニメとしてのクオリティが高いのは間違いない。戦闘シーンの激しさと炭治郎の戦いのかっこよさがあるのはわかる。小学生男子ならばハマルのは納得できるのだが、意外にも女性や小学生女子にも人気があるらしい。大正時代が良いのか、それとも剣での戦いが良いのか。。。

ジャンプ的な流れでいうとありきたりな少年漫画の展開なので、鬼滅の刃独自の面白さを見いだせない自分はおじさんになったと言うことなのかもしれない。

続きはアニメで見るだろうが…。流行る理由に気づくことができるのだろうか。。



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