ファイブヘッド・ジョーズ


 2022.1.1      尻尾まで頭になったサメが人を襲う【ファイブヘッド・ジョーズ】

                     

評価:2.5

■ヒトコト感想
今度のサメは頭が5つある。すでにサメ関連の映画は多数発表されている。伝説的な「ジョーズ」は別格としても「MEGA」などもある。いきつくところまで行き着いたのが本作なのだろう。普通のサメではインパクトが弱いのだろう。前方に頭が4つあり、尻尾にまで頭がある。ぱっと見は巨大なヒトデのようにすら見える。こんな恐ろしいサメが人間を襲う。

人が船の上に乗っていたとしても、船に体当たりをし人間を落として食べつくしてしまう。最終的には浜辺にまで突っ込んできて人間を襲い続ける。一匹でサメ5匹分のカロリーが必要なのだろうか。あっという間にひとりの人間を食べつくしてしまう。船の上にいたとしても、スクリューがサメに破壊され身動きとれない状態となる。恐ろしすぎるサメだ。

■ストーリー
プエルトルコのパロミノス島。突如地元警察に人間が鮫に襲われたという通報が入る。スターリング警部が現場に駆け付けると、誰も乗っていないクルーザーには、血痕とカメラだけが残されていた。そして、カメラに残された写真を見ると、そこには頭が4つある鮫が写っていた。スターリングは海洋学者のヨーに協力を仰ぎ、研究意欲を掻き立てられたヨーは元同僚のレッドと鮫を捕まえるために海へと向かうのだった…。

■感想
最初は誰も頭が4つあるサメの存在を信じようとしなかった。カメラに写真が残っていたとしても、偽造ではないかと疑ってしまう。地元警察や研究者が調査に乗り出すのだが、そこで初めて実物を見て大騒ぎする。定番的な展開であることは間違いない。

研究者の仲間はサメに食べられてしまう。4匹のサメにとってはひとりの人間などあっという間に食べつくしてしまう量なのだろう。海洋学者は自分だけではどうにもならないとサメの専門家であるレッドを助っ人に呼ぶのだが…。

地元警察たちもあっさりとサメの餌食となっていく。この巨大な5つの頭をもつサメは、飛び上がってヘリに飛びついてしまう。立ち往生した船を救出するためにやってきた船を海に引きづりこみ、そのままヘリの下敷きとなるのだが、人を襲い続ける。

船の上に飛び乗り、中に乗っている人を襲うのは余裕なのだろう。陸にいるからと安心はできない。飛び上がり人に食いつくこともありえる。どれだけ警察が銃を撃ちまくったとしても数発の銃弾ではびくともしないサメだ。

レッドが爆弾などを用意するのだが、サメを倒すことはできない。ジョーズなどではガスボンベに噛みつかせてガスボンベを破壊して倒していたのだが…。天然記念物レベルのサメを殺すのか、それとも捕獲し水族館の目玉とするのか。

この期に及んでまだ金儲けを考える水族館の関係者の商魂はすさまじい。レッドの活躍によりファイブヘッドジョーズを倒すことに成功する。荒唐無稽な物語ではあるが、サメ映画ではこれ以上奇抜な作品はないのだろう。

と思っていたが、「シックスヘッド・ジョーズ」という作品があるようだ。



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