DEATH NOTE Light up the NEW world


 2019.6.29      6冊ものデスノートが入り乱れる【DEATH NOTE Light up the NEW world】

                     
デスノート Light up the NEW world [ 東出昌大 ]
評価:3

■ヒトコト感想
DEATH NOTEの続編?にあたる作品。夜神月とLが死んだ世界で、あらたな者たちがデスノートを巡って争いを繰り広げる。デスノートは6冊存在するので、6冊すべてを封印すればよい。デスノートを持つ者たちの衝撃的な頭脳戦がスタートする。オタクの捜査官三島率いる警視庁のデスノート対策本部に、Lの後継者である竜崎が参加しさらに混沌としてくる。

デスノートを持つ者の中には、死神の目を持つ者もいるため、顔を見られるだけで殺される可能性がある。激しい攻防の中で、デスノートを隠れて保持しているものもいる。誰が黒幕なのか。キラの後継者がこの中にいる。デスノートの闘いで、デスノートから逃れるためには、すでに前作で使い古されたネタを使うしかないのが残念なところだ。

■ストーリー
犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとした“キラ"こと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵“L"。天才VS天才の対決は決着しデスノートを巡る事件は10年前に幕を下ろしたはずだった。世界中のネット回線がジャックされ“キラ"による“復活宣言"が発信されるまでは──。

死神により再び地上にもたらされたデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんななか、デスノート“オタク"の捜査官・三島(東出昌大)が率いる警視庁デスノート対策本部にLの後継者の竜崎(池松壮亮)が加わり、無差別殺人の現場で1冊のデスノートを手に入れる。そこには、キラ信奉者のサイバーテロリスト・紫苑(菅田将暉)の姿があった。

人間界に同時に存在していいデスノートは6冊までと判明、三島は残りのノートを確保して封印すると誓う。竜崎はデスノートを使うことなく事件を解決し、Lを超えると決意する。一方、紫苑は6冊を独占し、“キラ"の復活を願う。今、それぞれの譲れない“正義"を懸けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる──!

■感想
デスノートシリーズはいくつか出ているが、本作で最後なのだろう。6冊ものデスノートが存在し、それを封印するために警察組織が躍起になる。名前を知られるとデスノートに名前を書かれて殺されてしまう。さらには、死神の目を使われると顔を見られるだけで名前を読み取られ殺されてしまう。

恐ろしいまでの能力なのだが、それでもデスノート保持者は殺されてしまう。例えデスノートを保持していたとしても、それ相応の知力がなければ使いこなせないということだろう。

デスノートがあらかた封印された時に、キラの後継者とされる者の存在が明らかとなる。竜崎はデスノートに名前を書かれるが、それでも即死しない。それは、前作でも使われた、すでにデスノートに名前を書かれていたからだ。

未来に死ぬことが確定しているが、いつ死ぬかわからない。誰が竜崎の名前を書いたのか。キラの後継者は誰なのか。それは、記憶を喪失していた男がデスノートに触れることによりすべてを思い出す。サイバーテロリストなど、明らかに偽りのラスボスだとわかる流れだ。

ラストは三島と竜崎とサイバーテロリストで、なぜか警察組織と対決するような形となる。知能戦は少なく、アクションにあふれている。過去のデスノートの良い部分をうまく利用してはいるが、ヒリつくような知能戦がないので、デスノートっぽくない。

アクションが多く激しい銃撃戦やデスノート保持者たちが簡単に銃で撃たれて死ぬなど、わりと単純化されている。正義をかけた戦いということだが、デスノートを持つ誰もが間違ってはいないように思えてしまう。

竜崎までもデスノートを持つとなると、収集がつかなくなる。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp