弾丸刑事 怒りの奪還


 2020.8.5      超スローな格闘で勝つ【弾丸刑事 怒りの奪還】

                     
弾丸刑事 怒りの奪還
評価:2.5

■ヒトコト感想
凄腕刑事のバレットが犯罪王カリートと対決する。孫をカリートに誘拐され、孫を取り戻すためにバレットが暴れまわる。バレットを演じるのはダニートレボ。数々の悪役を演じてきた俳優なのだが、いかんせん年齢的な問題がある。カリートの仲間たちとの対決にしても、バレットは格闘で相手を倒している。ただ、明らかにスピードがない。

がたいは良いのだが、そのスピードで相手を倒すことができるのか?と思うほどゆっくりとした動きで敵から銃を奪っている。バレットにやられるためだけにワラワラとわいてくる敵キャラたち。トレボのいかつい表情は、その他の映画では恐ろしい悪役のイメージしかない。それが、正義の刑事としてふるまわれても…。違和感しかない。

■ストーリー
ロス市警の凄腕刑事バレットは、長年追い続けている犯罪王カリート・ケインに最愛の孫マリオを誘拐されてしまう。カリートは死刑執行が迫る自分の息子マヌエルを無罪にする為、バレットに罪をなすりつけようとしているのだ。バレットはカリートの策略にはまり、犯罪組織と警察からも追われる身となる。タイムリミットは72時間。バレットは、愛する者を取り戻すべく孤独な戦いに挑む。

■感想
ダニー・トレボが敏腕刑事バレットを演じている。トレボと言えば、「マチューテ」などが有名だが、あの恐ろしさがそのまま表現されている。冒頭からバレットはおとり捜査を行うのだが、それがぴったりとはまり込んでいる。

そのまま破天荒な悪役として、悪徳警官で十分ではないだろうか。内容的にはバレッドは刑事としての評価が高く、不正を行いことは絶対にない正義の警官という評判となっている。相対する悪役カリートは、容赦ない制裁によりその恐怖感を増大させている。

バレッドの孫がカリート一味に誘拐されてしまう。そして、カリートに脅されバレッドは連れられていくことになるのだが…。ここでもバレットははちゃめちゃな動きをする。孫が人質にとられているにも関わらず、自分が危ないとわかると、敵の幹部の目をペンで突いて車から飛び降りて逃げ出してしまう。

そこまでしたら孫が危ないということを考えないのだろうか。。。バレッドの無茶な動きに対して、カリートたちは孫を始末することなく、大事に人質として使おうとする。

バレットはカリートのアジトに乗り込み孫を助け出そうとする。ここで、次々と押し寄せるカリート一味をバレットは銃と格闘で倒していく。その際の動きが強烈にスローだ。銃を持つ相手に対して、ゆっくりとした動きでパンチする。

敵もバレットに合わせるように、なぜか銃を使わずに格闘で向かってくる。バレットに片目を突かれた幹部は、銃をバレッドに向けるのだが、なかなか撃たず、結局はバレットにやられてしまう。トレボの年齢的なスローさが際立っている。

悪役のトレボが正義の刑事となるのは違和感しかない。



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