マチェーテ・キルズ


 2017.1.22      むちゃくちゃでなんでもありな映画だ 【マチューテ・キルズ】

                     
評価:3

■ヒトコト感想
マチェーテという作品の続編らしい。かなり強烈な作品だ。前作を見ていなくとも問題はないが、とにかく激しいアクションとむちゃくちゃなストーリーだ。出演者は豪華で、豪華出演者を使い、しょうもないアクション映画を作ったという感じだ。マチェーテが「マチェーテ悲しい」など、片言で会話をしながら敵を討ち倒していく。

最初はメキシコのイカれた男マッドマンを倒すためだったのが、いつの間にかマッドマンを守る立場となり、最後には武器商人のヴォズと闘うことになる。その戦いはめちゃくちゃで、マチェーテは予定調和的に銃弾は当たらない。銃弾を受けてもすぐに救出される。さらには、ヴォズが宇宙へ向かうとマチェーテはミサイルに飛び乗り戦いの場は宇宙へ、となり続編へと続く。真面目なのかふざけているのかわからない作品だ。

■ストーリー
マチェーテ(ダニー・トレホ)は、アメリカ大統領(カルロス・エステベス=チャーリー・シーン)から依頼を受ける。それは、メキシコのイカれた男“マッドマン”(デミアン・ビチル)を倒してほしいというものだった。しかし、彼は一筋縄ではいかない多重人格者の狂人。

マッドマンの心臓とミサイルの発射は連動しており、万一、心臓が止まれば、ミサイルがワシントンを壊滅するようになっていた。唯一解除できるのは、世界一の武器商人ヴォズ(メル・ギブソン)だけ。しかし彼もまた、宇宙からの攻撃をしかけ、地球を混乱に陥れようとしていた・・・果たしてマチェーテは世界を救えるか!?

■感想
マチェーテの風貌は汚らしいインディアンみたいだ。そんなマチェーテは恋人が殺された恨みを晴らすべく戦う。アメリカ大統領からマッドマンの殺害を依頼され、しぶしぶ戦いへと向かうマチェーテ。まずこのマチェーテのキャラがすさまじい。

ちょっと頭が弱い男のように「マチェーテ食べる」と単語だけしか話さない。が、戦いの実力はすさまじく、どれだけ敵に囲まれてもすべて切り抜けてしまう。最新の武器を手に入れマッドマンを仕留めるかと思いきや…。マッドマンの心臓が止まるとワシントンにミサイルが発射されるということでマッドマンを守ることになるマチェーテ。

マッドマンも特殊だ。多重人格者でちょくちょく人格が変わる。謎の殺し屋カメレオンマンは、変身するたびに俳優が変わり、レディーガガやアントニオバンデラスまでチョイ役で登場してくる。マチェーテは戦いをつづけながら、すべての黒幕である武器商人のヴォズにたどり着く。

ヴォズとマチェーテの戦いはすさまじい。そして、ヴォズが顔面に大やけどを負い、仮面のようなものを被って宇宙へと逃げる。それを追いかけるマチェーテはミサイルに飛び乗り宇宙へと向かう。

ここで物語は終了する。次回作は戦いの舞台を宇宙にうつしたマチェーテとヴォズの戦いらしい。ヴォズがまるっきりダースベーダ―風であり、マチェーテは光る剣を手にして戦う。まるでスターウォーズだ。明らかにパロディの要素が強い。が、中身はくそまじめにひたすら戦いを繰り広げている。

いっそのことコメディ寄りにすればよいものの、最後までマチェーテの戦いが描かれている。後半ではこの戦いを逆にコメディととらえて楽しむことができる。

がぜん続編を見てみたくなった。



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