ブラック・ウォーター


 2022.1.16      現実的に巨大なワニと戦う【ブラック・ウォーター】

                     
ブラック・ウォーター
評価:3

■ヒトコト感想
ワニパニック映画だ。ガイド含め4人という小規模のツアーの中で、巨大なクロコダイルに襲われる。人が立ち入らないオーストラリアの広大な沼地。そこでワニに襲われガイドが犠牲となる。つい最近「マンイーター」を見たのだが、それとはテイストの異なるリアルな展開だ。巨大といっても想像できる範囲だ。ワニから逃れるために沼地の木に登る。ワニがジャンプして木の上の人を襲うことはない。

ワニはじっくりと人が沼地に降りてくるのを待っている。生き残った3人はひっくり返ったボートを元に戻すことを考えるのだが…。次々とワニの犠牲となっていく。ラストのワニとの対決にしても、銃で倒すというやけにリアルな展開が逆に良いのかもしれない。

■ストーリー
北オーストラリアにリバーツアーに出かけた若い女性リー、姉のグレースとその恋人アダム。ガイドに案内されてマングローブが生い茂る広大な沼地へと到着し、釣りを始めようとした矢先。突然、何かがボートを直撃し、全員が川の中へ投げ出される。そこに姿を現したのは、巨大なクロコダイルだった。あっという間にガイドはその犠牲となるが、3人は何とか木の上に這い上がる。しかし深い森の中で彼らがそこにいることを知る者は一人としてなく、助けを呼ぼうにも声も届かない。

クロコダイルがいつ水の中から姿を現すかも予測がつかない。果たして彼らは生きて脱出することができるのか―!?

■感想
りーとグレースと恋人のアダム。この3人がワニとの対決に挑む。木の上でワニの恐怖に怯えている。このまま待っていても誰も近くには来ない。人が立ち入らない場所なので、助けは期待できない。自分たちだけで事態を克服するしかない。

まだ、この段階ではワニはその姿を現さない。ただ、ガイドの姿は消えており、ワニに連れ去られたのは明らかだ。ワニはもうこの場を立ち去ったのでは?と思わせる流れから…。まずグレースが木を伝って脱出できないかと考えるのだが…。途中でワニに食べられた人の死体があり、断念する。

アダムが転覆したボートを元に戻そうと川に入り奮闘する。そこで無事にボートは元に戻ったのだが…。その瞬間にアダムは川底に引きづりこまれてしまう。ワニはその場で人間を食べるのではなく、まずはおぼれさせ、気を失わせてから巣に持って帰るパターンだ。

リーとグレースだけが残った木の上。そこでグレースが少し隙を見せるとワニに足をかまれてしまう。血だらけのグレースだが巣に連れ込まれる前に脱出に成功するのだが…。出血が激しく絶望的な気持ちとなる。

リーはボートで助けを呼ぼうとするのだが…。ここでリーはワニに噛まれ気を失い巣へと連れ込まれてしまう。ここで、気を失っていたリーが目覚めると、隣には首と足のないガイドの死体がある。腰には拳銃がありそれを使ってリーはワニとの対決を決意するのだが…。

拳銃が湿っておりうまく動かない。それでもワニとの格闘の末に、ワニに銃弾を撃ち込むことに成功する。巨大なワニも一発の弾丸で死んでしまう。銃でワニを倒すというのがやけにリアルだ。

ワニに襲われるリアル感がすさまじい。



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