2019.3.1 バルクールの達人 【アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ】
<BLU-R> アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ
評価:3
■ヒトコト感想
前作から引き続き、ダミアンとレイトが大活躍する。今回は、バンリュー13地区の無法地帯具合が極度に強調されている。ただ、それを逆手に取る形で、バンリュー13地区と警察の対立が描かれている。無法地帯の13地区を制御しようと警察組織は自作自演で13地区を追い詰めようとする。
序盤はダミアンとレイトの紹介からスタートし、そこから異様な雰囲気をかもしだす警察組織の面々が登場してくる。そしてついには大統領までも巻き込む形となり13地区のせん滅作戦がスタートすることになるのだが…。ダミアンとレイトが建物を駆使してあちこち動き回るのはすさまじいインパクトがある。ラストでは大統領が決断し13地区をリセットする。
■ストーリー
2013年、パリ郊外バンリュー13地区。そこは相変わらず様々な人種が入り乱れるギャングたちの巣窟だった。ある晩、バンリュー13地区で警官が射殺された事件を機に、政府で地区の一掃計画が持ち上がる。裏に陰謀を嗅ぎつけたレイトと潜入捜査官ダミアンは再びタッグを組み、巨悪に立ち向かう!
■感想
前作で評価を受けたダミアンは、潜入捜査官として大活躍している。レイトは13地区に入り込みながらも適度な距離感を保っている。13地区は警察組織と対立しているのだが、その対立具合がすさまじい。大量の武器を所持し、警察組織すら手をだすことができない地区となっている。
地区から抜け出すことも入り込むことも難しい。まさにアンタッチャブルな地区となっている。政府はある程度黙認していたのだが、狂信的な警察幹部が強権を発動させ13地区を滅亡させようと暗躍する。
偶然にも警察の暗躍に気づいた若者が、警察の陰謀の決定的瞬間を映した映像を手に入れる。それをレイトに託したことでレイトとダミアンによる警察の不正を暴く動きが始まる。レイトは相変わらずすさまじい。警察に追いかけられたとしても、建物から建物に飛び移りながら逃げ回る。あらゆるモノを駆使して動き回る。
警察はただ、翻弄されるだけ。まさにバルクールのプロのような動きをするレイト。ダミアンは格闘技が得意でレイトは逃げることが得意と、うまい具合に棲み分けされている。
警察幹部が殺害した警官と、警官が乗っていたパトカーを13地区に放置する。そのことで、13地区で警察殺しが発生したと演出する。そこからは、世論を追い風にして大統領をうまく説得し13地区のせん滅作戦へと移行する。そこでネックとなるレイトとダミアンを警察幹部はやっきになって探し始める。
対決の場面では、一対一での正々堂々の対決とみせかけておきながら、ダミアンが突然相手の金的を攻撃する。まさに卑怯だが、常在戦場を地でいくダミアンにとっては、警察幹部が甘すぎるのだろう。
前作よりもさらにパワーアップした面白さがある。
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