2018.1.13 無法地帯での超危険な任務 【アルティメット】
アルティメット [ シリル・ラファエリ ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
パリを舞台にしたはちゃめちゃアクション。バンリュー13という危険地区では銃撃戦は日常茶飯事である。そこで暮らすレトナは町からドラッグの一掃を目指すが、警察に裏切られマフィアに囚われることになる。そして、妹までも人質にとられてしまう。一方同じころにエリート刑事のダミアンは、ギャングに強奪された時限爆弾装置の奪還を命令される。
バンリュー13の無法地帯感がすさまじい。そこを牛耳るギャングのボスは、ちょっとでも自分が気に入らないことがあると、あっさりと相手を殺してしまう。それは部下であっても同じだ。部下たちはボスの顔色をうかがいながらの生活となる。バンリュー13に詳しいレトナを相棒に加え、ダミアンはバンリュー13に乗り込むのだが…。
■ストーリー
リュック・ベッソン製作・脚本によるノンストップリアルアクション。時限爆弾が持ち込まれた近未来のパリを舞台に、国や妹を救うために24時間のタイムリミットに挑むふたりの男の戦いを描く。
■感想
はちゃめちゃアクションだ。まずはレトナが肉体を駆使して神出鬼没な動きをする。バンリュー13のボスを一時は脅迫するまでに迫ったのだが…。結局のところ、事なかれ主義の警察に裏切られ妹も捕えられてしまう。レトナの絶望感はすさまじい。
せっかく証拠を集めて警察に乗り込んだのだが、そこであっさりと警察に裏切られる。レトナの警察に対する不信感はすべてここから始まっている。レトナのアクロバティックな動きと共に、前半ではギャングのボスの容赦ない悪者具合が強烈に描かれている。
エリート刑事のダミアンは、エリートだが肉体派の刑事だ。上司の命令で盗まれた時限爆弾装置を取り戻すためバンリュー13に乗り込む。パリの中でもバンリュー13は異次元の世界のようで、そこに詳しい者の案内が必須となる。そこで白羽の矢が立ったのはレトナだ。
薬物の件を警察に密告したが、あべこべに牢獄に入れられてしまう。その怒りをダミアンにぶつけるのだが…。ギャングのボスにレトナは妹を人質にとられている。そのため、妹を助けるためにダミアンと協力することになる。
ダミアンとレトナのコンビは最高だ。最初は反目し合っていたふたりだが、いつの間にかそれぞれを尊重するようになり、協力してギャングのボスを撃ち倒そうとする。ギャングのボスも良い味をだしている。あまりに強引な手腕は、部下に恐れられているが、しまいにはレトナたちに武器を奪われ部下に裏切られることになる…。
ダミアンとレトナは無事に爆弾を奪還したかと思われたのだが…。実は爆弾には大きな秘密が隠されていた…。この流れは、確かに驚きの展開だろう。
レトナとダミアンのコンビは良い。
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