アラジン


 2021.8.18      ウィル・スミスの魔人が最高だ【アラジン】

                     
アラジン MovieNEX
評価:3

■ヒトコト感想
アニメ版のアラジンは見たことがない。アラジンと魔法のランプとしてのストーリーはなんとなく知っている。魔法のランプから魔人が登場し願いをかなえてくれる、という程度だ。人生を変えたいと考える青年のアラジンが魔法のランプを手に入れ魔人ジーニーに願いをかなえてもらう。ジャスミンとアラジンのロマンスはおいといて、ジーニーのキャラがポイントなのだろう。

実写版としてウィル・スミスが演じているのだが、ディズニーのミュージカルとばっちりはまっているのが良い。悪い大臣がひょんなことから魔法のランプを手に入れ、ジーニーに願いをかなえてもらう。ラストで悪い大臣が魔人になってしまうというのは驚きの展開であることは間違いない。

■ストーリー
世代を超えて愛され続ける『アラジン』をディズニーが空前のスケールで実写映画化!貧しくも清らかな心を持ち、人生を変えたいと願っている青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、“3つの願い"を叶えることができる“ランプの魔人"ジーニー。果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い"に気づき、それを叶えることはできるのか「フレンド・ライク・ミー」の歌も大人気の“ランプの魔人"ジーニーをウィル・スミスが演じ、アラジン&ジャスミン役に大抜擢されたメナ・マスードとナオミ・スコットの演技も光る。

■感想
アニメのアラジンの実写化。衣装や雰囲気からどこかインド映画の「ムトゥ 踊るマハラジャ」を思い出してしまった。ラストで、敵味方入り乱れてのダンスのシーンがあるのだが、この場面こそまさしくインド映画そのままだ。アラジンとジャスミンは新人が抜擢されたのだろう。見たことのない俳優が演じている。

ジーニー役のウィル・スミスが本作のメインであることは間違いない。魔人が叶える3つの願いには制約があるというのが良い。相手に自分を好きにさせるとかはできないらしい。なんでもできるわけではないのが秀逸だ。

アラジンは王子となりジャスミンにふさわしい相手になろうとする。ジャスミンもアラジンのことを好ましく思っているのだが…。ジーニー自身も魔人の立場から解放されることを願っている。そして、ジャスミンの従者のことを気に入ったりもする。

魔人が万能ではなく、魔人自身にも願いがあるというのがポイントなのだろう。悪い大臣がランプをこすってしまい、ジーニーを呼び出した際には、大臣がむちゃな願いを魔人に願ったことで終わるパターンだと想像ができた。

舞台がインド風なので、インド映画な雰囲気があるのは間違いない。空飛ぶ絨毯を乗り回す場面は爽快だ。アラジンと小さなサルと空飛ぶ絨毯の組み合わせは最高かもしれない。まるで意思をもつように動く空飛ぶ絨毯。悪い大臣がジーニーに世界で一番強い存在と願うのが最高だ。

観衆からすると、いったい大臣はどうなってしまうのかと気になって仕方がないのだが…。まるでジーニーのように魔人の形となる大臣。そして、そのままランプに吸い込まれてしまう。このランプを誰かがこすったら悪い大臣が登場してくるのでは?と思ってしまった。

アニメを見ていなくとも楽しめる作品だ。



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