アナコンダ4


 2020.1.3      荒っぽいCGが逆にこのシリーズの売りだ【アナコンダ4】

                     
アナコンダ4
評価:2

■ヒトコト感想
相変わらずこのシリーズはCGが荒いというか、一昔前のCGのように感じてしまう。巨大な蛇がジャングルの中をものすごい速さで進む。その動きはジャングル内を滑るようにすすむ。後付け感がすさまじい。何か本当に巨大な蛇がジャングル内をズルズルと進んでいるのではなく、浮き上がるように進んでいる。

人間に絡みついたり頭から人間を飲み込んだり。。特に印象的なのは遠いアングルからアナコンダの影が見えており、そこに人間が飲み込まれるのが影として判断できるシーンだ。アナコンダの恐怖感は少ない。ただ、爆弾を飲み込ませ爆破したとしても復活するという、すでに普通の生物ではない状態になっている。ラストも続きがありそうな流れとなっている。

■ストーリー
前作3で逃げ出した2匹の蛇は死んだ。しかし、お腹の中にいた子供たちを密かに持ち出していた研究者がいた。子供たちは予想以上の早さで成長を遂げ、遂には研究者たちを襲い脱走してしまう。次々と人々を襲い始めるアナコンダの前に、前作で蛇を退治した女性化学者のアマンダが再び現れる。より凶暴化したアナコンダとの壮絶な戦いが幕を開ける。

■感想
アナコンダ3から続く作品。アナコンダを倒したと思ったら、実はアナコンダの子どもをひそかに持ち出していた研究者がいた。前作から引き続き化学者のアマンダがアナコンダを始末しようとする。そして、流れ的にも謎の薬を手に入れたいスポンサーと、それにやとわれた荒くれものたちがいる。

前作とほぼ同じような流れだ。今回は複数のチームが存在しており、それぞれがアナコンダの餌食となっていく。本作の見どころのひとつでもあるアナコンダに殺される人間たちのやられっぷりがすさまじい。

人間同士の争いもある。謎の薬を手に入れるためアマンダたちを脅す組織。アナコンダは蚊帳の外において人間同士での激しい撃ち合いもある。人間たちの争いをよそにアナコンダはひたすら攻撃をくりだしてくる。

人間に撃ち殺されるのか、それともアナコンダに絞殺され飲み込まれてしまうのか。謎の薬品にはアナコンダを吸い寄せる力があるのがポイントなのだろう。アナコンダ視点で謎の薬品を求めて人間を殺しまくる。この激しさはB級映画にありがちなパターンだ。

アマンダはラストでアナコンダを爆殺させる。それまでの流れからするとずいぶんあっさりとアナコンダはやられてしまう。そしてそのまま逃げ切っている。定番として続編につながるような流れがある。

強烈なインパクトはないのだが、アナコンダのCGの陳腐さと、典型的なB級映画の流れを楽しむべき作品だ。アナコンダシリーズはこのちょっとバカバカしく面白い部分が良いのだろう。アナコンダの不自然さがグロテスクな印象を和らげている。

アナコンダのCGは相変わらず浮きまくっている。



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