2021.2.12 レスキュー隊になるまでの過酷な訓練【252 生存者あり Episode Zero】
252 生存者あり+252 生存者あり Episode:ZERO 完全版
評価:3
■ヒトコト感想
「252 生存者あり」と関連した物語。252はレスキュー隊の物語だが、本作ではレスキューになるための選抜訓練から物語が始まる。海猿的な流れが良い。選抜された者たちが班に分かれて訓練する。ひとりの脱落者がでると連帯責任となる。過酷な訓練が続き、ひとりの女の隊員がクローズアップされる。
女子なので体力がなく男たちについていくことができず周りに迷惑をかける。広告塔としての役目を負わされていると周りから噂されたりもする。訓練が終わると、大震災での救助活動となる。ここでまだひよっこのレスキューたちが協力して仲間を助け出す。ありきたりな展開かもしれないが、序盤での苦しい訓練の風景が描かれているので、より感情移入できるようになっている。
■ストーリー
消防署で人命救助を専門とする、特別救助隊に配属となった勇作。連日続く過酷な訓練にも耐え着実に成長していくが、ある日彼の取った単独行動が大きな問題となり…。
■感想
まずレスキュー隊になるためには、厳しい選考を切り抜ける必要があるらしい。体力テストは当然ながら、体力以外も必要らしい。レスキューの訓練は、厳しい隊長の元で日夜続けられる。ここで主人公と同じ班となった者の中に女が紛れている。
訓練では常に他者から遅れ足手まといになる女。勝気な性格からか決して泣き言はいわない。班の者たちは女の遅れのせいで罰走させられたりもする。足手まといな女は、実は広報部の戦略で女性初のレスキュー隊員として脚光を浴びせようとしていた。
訓練を通して仲間との絆が深まっていく。主人公の男は、父親もレスキュー隊員であったが救助中の事故で死亡した。そんなトラウマがある中で、危機に瀕した仲間を助けに危険な現場に立ち入ることができるのか。
物語の流れとしては、主人公は無鉄砲でひたすら危険な現場に入り込もうとする。引き留める隊長たちを意気地がないとも言い切ってしまう。死の危険のある現場に、危険をかえりみずに入り込むのが良いのか、それとも安全な場所で待機するのが正しいのか。。
物語の後半では大震災が起こる。ここで映画館に閉じ込められた子供を助けるために主人公は映画館に入り込む。危険な現場に対して、どうすべきか。同じレスキューの訓練を受けた仲間たちが必死に助け出そうとする。
死の危険がある場所へ入り込むべきか、それとも待つべきなのか。。。本家の252とはまた違ったテイストの物語となっている。本作は若者たちが無防備に思うがままに動く物語だ。それを隊長や年長者が暖かい目で見守る図式となっている。
大震災をイメージした物語となっている。
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