2017.9.23 ピカピカのアウディを華麗に運転 【トランスポーター イグニッション】
評価:3
■ヒトコト感想
トランスポーターシリーズはジェイソン・ステイサムが主役を演じていたが、別の俳優にてシリーズは続いている。相変わらずピカピカのアウディでとんでもない運転テクニックを駆使して目的のモノを運び出す。今回は3人の美女からの依頼ではあるが、不可解な内容であり父親を人質にとられ仕方なく依頼を受けることになる。アンナたち美女が危ない盗みを働く集団で、闇の組織から金をかすめ取ろうとする。
フランクの超絶なドライビングテクニックと、アンナたちの鮮やかな盗みのテクニックに目が釘付けとなる。どこまでも先を考え動くアンナたち。フランクは毎回翻弄させられる側にあるが、最後にはアンナたちに協力し積極的に盗みの手助けをする。ジェイソン・ステイサムとはタイプが異なるりスラリとした主人公だ。
■ストーリー
妖艶な魅力を漂わせる美女アンナからの依頼。時間通りに到着したフランクの愛車に乗り込んだ3人の美女。フランクに突き付けられたのは、 銃口と囚われた父親
の映像。人質となった父親の身体を猛毒が蝕み、命の期限は12時間に迫っていた。プロの運び屋のルールに反する強制された依頼に憤慨するフランクだったが、アンナたち凶悪組織の魔の手が迫っていることを知る。
■感想
トランスポーターシリーズの主役といえばジェイソン・ステイサムだ。車の運転は当然として、格闘場面でも、いかにも一撃が重そうな打撃をくりだす。本作では主役のフランクがスラリとしている。打撃に重みはないのだが、その分スピードがあるように感じてしまう。
細身の体ではあるが、スピードで相手を翻弄し打倒してしまう。フランクに仕事を依頼するアンナたちの正体不明感が良い。3人が同じ格好をして相手を翻弄する。実際には4人いるのだが、常に3人だけが表にでてくる。アンナたちの考えられた作戦には驚きが詰まっている。
ピカピカのアウディも、初期のシリーズから比べるとかなりパワーアップしている。自動運転を駆使し、フランクの超絶なテクニックで追っ手をあっという間にまいてしまう。さらには、証拠を残さないために、あっさりと車を乗り換え、元の車を燃やしてしまう。
乗り換えた車も当然色違いのアウディとなる。高級車をいとも簡単に燃やしてしまう。むちゃくちゃな運転ではあるが、キズひとつないアウディを華麗に操作し、あっという間に窮地を脱してしまう。滑走路から空港に車で突っ込みそのまま脱出はやりすぎだろう。
アンナたちに翻弄される者たち。悪の組織の面々は当然として、フランクすらも騙されている。アンナたちの先の先まで考えての行動が本作のメインだろう。激しいカーチェイスは当然目玉ではあるが、ストーリー的に絶対絶命と思わせておきながら、別の手段を用意しているアンナたち。
そこにフランクのドライビングテクニックが合わされば、まさに鬼に金棒だ。ジェイソン・ステイサムのような渋さはないが、若いフレッシュな感じとスピードがある。運転テクニックも、どちらかと言えばスマートな印象だ。
ジェイソン・ステイサムから変わったとしてもそこまで違和感はない。
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