トランスポーター3 アンリミテッド 京都大火編


 2015.12.31      相変わらず律儀で腕のたつ男 【トランスポーター3 アンリミテッド】

                     


■ヒトコト感想

トランスポーターシリーズ。今回は運ぶ荷物は何かわからない。愛車から20m以上離れると爆発するブレスレットを手に付けられ、同じブレスレットを付けられた謎の美女が同乗する。凶悪な依頼人のうむを言わさぬ迫力に圧倒されたかに見えたフランクだが、戦いになるととてつもない強さをはっきする。相変わらずアウディの素晴らしさをこれでもかとアピールしている。

このシリーズはカーアクションが見どころだが、すでにフランク役のジェイソン・ステイサムのかっこよさに見どころを奪われているような感がある。どんなピンチにおちいっても克服してしまう胆力。敵に囲まれたとしても、独力で切り抜けてしまう力。さらには車ごと湖に落ちたとしても、とんでもない手段で生還してしまう。

■ストーリー

手首に、罠。トランスポーター絶対絶命!プロの運び屋、フランク・マーティンは、凶悪な依頼人・ジョンソンの仕事を一度は断るものの、不意打ちされ、目が覚めると手首に “愛車から20m離れると爆死”という罠が仕掛けられていた。そして強引に“赤い代物”を運ぶ依頼をされる。愛車には、同じ罠を仕掛けられた謎の美女の姿。謎の組織の追跡をかわしながら、フランクは次第にヴァレンティーナと名乗った美女と心を通わすようになる。

■感想
依頼されたものは何でも目的地へ運ぶ男フランク。今回の依頼人は犯罪の匂いをプンプンさせ脅しで無理やりフランクに運び屋をやらせようとする。無理やり美女とドライブする羽目になったフランクだが、やられっぱなしで終わる男ではない。

腕にはめられたブレスレットを解除する方法を探し出そうとするが、そこでも依頼人から邪魔が入る。このあたり、依頼人が送り込んだ刺客たちをあっさりと返り討ちにしてしまうフランクはかっこよすぎる。同乗した美女が惚れるのもうなずける展開だ。

様々な妨害にあい、絶体絶命のピンチにおちいるフランク。一番のピンチは、間違いなく車ごと湖に飛び込む場面だ。普通ならば車から脱出すれば済む話だが、今回はそうはいかない。車から20m以上離れると、ブレスレットが爆発してしまう。

そのため、フランクはあらゆる手段を講じて車を湖に沈ませないようにする。常識では考えられない手段をとるフランク。作中の方法で本当に沈みそうなセダンが湖に浮かび上がるのか、かなり疑問だ。その後、仲間が助けにきた際のシーンは思わず吹き出してしまう。

依頼人との最後の戦いのシーンでは、当然のことながら車が重要な役割を果たすことになる。敵は電車移動だが車で追いかけるフランク。あげくのはてには車で電車の上に乗っかってしまう。そして、最後の最後には車を使って…。

シリーズの売りである車を存分にアピールしている。フランクのかっこよさと、アウディの高級感あふれるフォルム。フランクがちょっと敵と戦った後に、りちぎにトランクから替えのスーツを取り出して着替えるシーンにしびれてしまった。

適度に面白シーンがあるのもポイントだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp