ストレージ24


 2016.4.23      なんだかよくわからないエイリアン 【ストレージ24】

                     
ストレージ24 / 洋画

■ヒトコト感想
貸し倉庫を舞台とした物語。突然の停電により貸し倉庫内に閉じ込められることになった人々が、謎の生物に襲われるSFホラーだ。貸し倉庫の内部がまるでデータセンターのように密閉された迷路のようになっている。この手の作品の定番として、ひとりづつ犠牲者が増えていく。なぜ、人が殺されていくのか。序盤では正体不明の存在が、中盤であっさりとその正体を現す。

見た目はごく普通のエイリアンだ。強烈なのが、人間の心臓をつかみ出すところだ。人が次々と殺されていく状況であり、神出鬼没であるだけになおさら恐ろしい。倉庫に残るメンバーたちは、どうにかして倉庫から脱出しようと考えるが、うまくいかない。そして…。ポイントはどのようにしてエイリアンを倒すかということだろう。

■ストーリー

閉ざされた迷路のような巨大倉庫を舞台にしたSFスリラー。ロンドン市街で軍用貨物機が墜落し、輸送中の極秘兵器が散乱したことから街は混乱状態に。一方、貸し倉庫・ストレージ24を訪れていた人々は、突然の停電により倉庫内に閉じ込められ…。

■感想
ストレージ24という貸倉庫が突然の停電で出入り不能となる。原因は軍用兵器が墜落したことにある。倉庫に取り残された人々は、脱出しようと倉庫内を動き回る。そこで、次々と人々が何者かに殺されていく。残った人々は、なんとかして脱出しようとするが、生命の危険も感じている。

観衆も倉庫に閉じ込められた者たちと同じように、何が起きているかわからない状態となる。中盤となると、突然、すべての元凶が明らかとなる。エイリアンのような巨大な生物が人をあっさりと殺戮していく。

エイリアンの恐ろしさが本作のポイントのひとつだ。ぬめぬめとした爬虫類のような見た目と、蟹やエビのような奇妙な見た目。人間の心臓をひとつかみで取り出しくらいつく。圧倒的な恐怖を呼び起こすような存在ではあるが、何が苦手だとか、どのように倒すかというポイントはよくわからない。

倉庫に閉じ込められた人々がどのようにしてこのエイリアンを倒すのか。お決まり通り、様々な工夫を凝らして倒そうとするのだがうまくいかない。かと思うと、ラストでは大した理由もなくあっさりと倒してしまう。

ずいぶんとあっさりとした終わり方だ。エイリアンを倒して、倒したかと思ったら復活した?なんてことがあるかと思いきや、そうではない。サラリと倒した後は、無事、貸し倉庫から脱出することができた。それでハッピーエンドかと思いきや、絶望的なラストが待っている。

なんとなくだが、ショボイ「ミスト」のような終わり方だ。倉庫を脱出した安心感が、一瞬にして絶望へと変わる。普通ならば強烈な絶望感による余韻が残るのだが、そもそもがよくわからないエイリアンの来襲なので、なんだかよくわからないまま終わったと言う感じだ。

なんだかよくわからないエイリアンの存在がポイントだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp