ネイビーシールズ オペレーションZ


 2018.2.11      ゾンビ対最新鋭軍隊 【ネイビーシールズ オペレーションZ】

                     
ネイビーシールズ:オペレーションZ [ エド・クイン ]
評価:3

■ヒトコト感想
ネイビーシールズ」の正式な続編?なのだろうか。前作はテロリストに戦いを挑むアメリカの特殊部隊のかっこよさが描かれていた。本作では、テロリストではなくゾンビと対決することに。最新鋭の特殊部隊とゾンビの対決。ワクワク感はないのだが、ゾンビに逃げ惑う人間という図式の中に、武器を持った軍隊が入り込むとどうなるのか。

副大統領を救出するために特殊部隊はゾンビと戦う。テロリストからゾンビへと、あまりに敵の落差が大きいので混乱してしまった。ゾンビはそこまで脅威ではない。ただ大量に存在することと、少しでも噛まれると感染してしまうという恐怖感がある。そんな中での戦いというのは、普通のゾンビ映画とは一味違うおもむきがある。

■ストーリー
ルイジアナ州ニューオーリンズへ遊説のために訪れていた米副大統領との連絡が途絶えた。急遽、アメリカ海軍のバージニア州ダムネック司令部に緊急要請が入る。副大統領救出の命令を受けたネイビーシールズ隊員たちは現地へ急行するが、そこで目にした光景は、街を喰い尽くすゾンビの大群であった―! 地上に降り立った彼らは、かつてない最凶最悪の敵と戦うこととなる…。

■感想
なぜか突然発生したゾンビたちが副大統領を襲う。ネイビーシールズたちは、副大統領を救出するために動き出す。ゾンビ映画なのだが、そこに最新の武器をもち高度に訓練されたネイビーシールズが入り込むと、一気に違った物語となっている。

ワラワラと向かってくるゾンビたちに、強力な武器で対抗する。強力な武器であれば、あっさりとゾンビたちを殲滅することができる。それでも、ゾンビが大量なため、物量でネイビーシールズたちは負けることになる。この緊迫感は普通のゾンビ映画にはない流れだ。

ニューオリンズだけに大量に発生したゾンビたち。副大統領を救出するために、派遣されたネイビーシールズ。恐怖としてあるのは、ちょっと噛みつかれたりすると、とたんにゾンビ化してしまうという部分だ。どれだけ重装備していたとしてもだめだ。

ゾンビに囲まれると銃をぶっ放したとしても、どこかで少しでも噛みつかれたりすると、たちまちゾンビになってしまう恐怖がある。ひとりひとりは弱いとしても、大量に囲まれ、少しでも噛まれると、途端にゾンビ化してしまう恐怖はすさまじい。

副大統領の他に、一般人も紛れ込んでいる。そのため、ゾンビに襲われる一般人を助けるか、そのまま無視して先にすすむのかの葛藤がある。ネイビーシールズとしては、自分たちのミッションを優先しようとするのだが、人道的な板挟みとなる。

とりたてて主人公的な存在はないのだが、ネイビーシールズの中で中心的人物はいる。その人物がゾンビに噛まれた時に、そのままヘリに乗せて助けるのか。それとも見捨てるのか。ゾンビに噛まれて絶望感にさいなまれ、自暴自棄になるでもなく、冷静にここに残ると言うのは強烈だ。

ゾンビ対最新鋭軍隊の戦いだ。



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