ミッション・トウ・マーズ


 2016.12.1      それっぽすぎる見た目の宇宙人 【ミッション・トウ・マーズ】

                     


■ヒトコト感想
人間が火星に到達できる時代。火星で消息不明となったマーズ1号の乗組員を助けるため、マーズ2号が火星に向かうまでが本作のピークだろう。火星に何が存在しているのか。昔ニュースになった、火星に顔に見える地形がある話をうまく盛り込んでいる。マーズ2号が火星に向かうまでの困難は、まるで「ゼロ・グラビティ」のような雰囲気すらある。

宇宙船が大破したため、宇宙空間を移動して補給船へ乗りうつる。宇宙服の推進剤が少ないため、無事たどり着けるのか。そして、火星でのラストは衝撃的だ。宇宙人が登場し、人間の起源について表現しているのだろう。宇宙空間でのピンチはハラハラドキドキしたが、ラストの強烈さがそれを上回った。

■ストーリー
2020年、初めて火星に降り立ったマーズ1号の乗務員たちは順調に探査を続けていた。ところが突然、彼らからの交信が途絶える。地球軌道上にいたマーズ2号の乗務員たちが救出に向かうが…。

■感想
マーズ1号の乗組員たちが、火星で謎の嵐に巻き込まれ多くの死者を出してしまう。救出に向かったマーズ2号も、何者かの妨害を受け、火星の直前で宇宙船が大破する。マーズ2号の乗組員が火星に到達するまでは、かなりハラハラドキドキの連続だ。

大破した宇宙船から近くに漂う補給船へと乗り移る。ギリギリの距離をひとりがワイヤーを持ち移動する。宇宙空間なので勢いがつくと止めることができない。30キロのスピードで補給船へ激突してしまう。

火星に到着し、マーズ1号の生き残りが登場してくる場面では、まさか火星に知的生命体が?と思わせる流れだ。それも黒人が登場してくる。結局それはマーズ1号の生き残りとわかる。そこから嵐の謎解きが始まるのだが…。

火星には太古の昔から仕組まれた秘密があるということだ。人間のDNAを連想させるような音が流れ、DNAに欠けている部分を補完することで新しい道が開けることになる。そして、謎の建造物の奥地には…。

地球人は遥昔の火星人たちにより作られたということなのだろう。突如として登場してくる宇宙人は、割とステレオタイプな宇宙人だ。それまでの現実的でリアルな宇宙描写から一気にSFの要素が強くなってくる。

宇宙人そのものの映像が登場してくるとは思わなかった。火星に何かがいるという流れは面白く、顔に見える地形が人を引きつけるために作られたというのも面白い。火星に何かいるのかも?と思わせるミステリアスな雰囲気も良い。

宇宙人の見た目があまりにもそれっぽすぎて驚いた。



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