イン・トゥ・ザ・ブルー2


 2017.10.26      海とたくましい男と美しい女 【イン・トゥ・ザ・ブルー2】

                     
イントゥ・ザ・ブルー/洋画
評価:2.5

■ヒトコト感想
イントゥザブルー」に2がついているのだが、続編というわけではない。ただ、光り輝く海を舞台として沈没船からお宝を見つけ出そうとし、ギャングとトラブルになるという流れが同じなだけ。出演者もまったく関連がない。たくましい男たちと美しい女たちがハワイの海の中で楽しそうにリゾートを楽しみ、隠し財産を探す。

その際に、金を手に入れて大きく羽ばたこうという考えから、危険な仕事に手をだしたため、命の危険に直面する。前作とパターンは似ている。やはり本シリーズの見どころは、美しい海の映像と、ギャングたちとの戦いで、海を舞台にして激しく戦うというところだろう。強烈なインパクトはないのだが、海の美しさを実感できる作品だ。

■ストーリー
沈没船の伝説の財宝を手に入れることを夢見て、ハワイで暮らすセバスチャンと恋人のダニー。ある日、彼らの元を訪れた男女から、ハワイの海に沈む“フセインの隠し財産"のコンテナ探しの手伝いを持ちかけられる。危険と知りながらも、セバスチャンは報酬と引き換えにそれを引き受け、コンテナを発見する。しかし、その中身は核弾頭の一部だった! 一体それは何のためにあるのか? そして、彼らは財宝を手に入れることができるのか!?

■感想
海を舞台にして、男たちと女たちが財宝を探すギャングたちとトラブルとなる。ハワイで暮らすセバスチャンは、いつか成り上がりたいと大金を稼ごうとする。そこに美味しい仕事が舞い込んだので、危険とわかりながらも手をだしてしまう。

フセインの隠し財産を探し出すという目的のために、ギャング一味にこき使われる。一度ギャング一味に仲間に引き入れられると、そこから抜け出すことはできず、最後には殺される可能性すらある。夢のために危険すぎる行動をしてしまった結果だ。

ハワイの美しい海の中での激しい争い。セバスチャンたちは海に慣れているため、ギャングたちとの戦いは有利だが、相手は殺しのプロということで最終的には分が悪くなる。

このあたり、ギャングたちがちょっと間抜けな隙を見せたり、セバスチャンたちはその隙に逃げたりと、極め付けはギャングのひとりがセバスチャンたちを殺そうと海に飛び込むのだが、泳げないということでおぼれ死んでしまう。なんだかチグハグな印象はぬぐえない。B級な雰囲気は強い。

財宝を探すはずが、実は核弾頭の一部だという強烈な展開だ。必死に襲いかかるプロの殺し屋と海を巧みに使い互角以上に戦うセバスチャンたち。海の中での美しい景色と核弾頭の一部というミスマッチ。殺し屋が海の中では思いのほか脆いという部分は見どころかもしれない。

さわやかでイケメンでたくましい男たちと、スタイルの良い美女たちが光り輝くハワイの海で激しく戦う。となると、内容なんてほとんどどうでも良いのだろう。見た目重視ということだ。

作品の売りがはっきりしているのでわかりやすい。



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