Classical Fantasy Within 第4話 島田荘司


 2016.3.15      新たな物語がスタート 【Classical Fantasy Within 第4話】

                     
Classical Fantasy Within 第4話
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■ヒトコト感想
第三話までの流れとはまったく別の物語がスタートする。好みでいえば本作の方が好みかもしれない。中世ヨーロッパ風な雰囲気があり、王より命令を受けた精鋭部隊が目的地へ向かい旅立つ。ただ、その道中には信じられないような困難の数々が待ち受けている。主人公のショーンは、道中での様々な困難に機転を利かせてどうにか生き残ることに成功する。

まず強烈なのは、岩場に囲まれた細い道で両脇から小さな竜が登場し、竜の口から酸が兵士たちに吹きかけられ、次々と兵士が殺されていくシーンだ。歴戦の勇者たちも酸で目をつぶされた状態では満足に戦うことができない。ひとつの岩場を通り抜けた際には、千人いた兵士たちは、数十人にまで激減していた。これだけで強烈な旅路だとわかる。

■ストーリー

突如として無数の天変地異に襲われ、滅びを決定づけられた都、サラディーン。神の創りたもうた地上で最悪の地、アル・ヴァジャイヴを5日間のうちに横断し、月の女神アイラの待つイスラエルへとたどり着くことなしには、この都を救うことはできない……ショーン・マスードら誇り高き王室守備隊は一路前人未踏の荒野へと旅立つ!CFW、第2部再始動

■感想
CFWシリーズの第四話。第三話までの流れは、第三話で終了ということなのだろう。突然始まる第四話は、舞台は中世ヨーロッパ風な雰囲気となる。王に命令され、精鋭部隊がイスラエルへと旅立つ。その道中には史上最悪の地を通らなければならない。

今までそこへ向かい帰ってきた者がいない場所。千人もの精鋭たちの中で、ひとりでもイスラエルへ到達することができるのか。道中での困難な状況をショーンたちがどのようにして回避していくのか。想像を絶する困難にページをめくる手を止めることができない。

最初の関門で、かなりの衝撃的な状況となる。切り立つ岩山に囲まれた細い道で、周りから酸を吐く竜がせまりくる。歴戦の勇者たちは、酸で目をやられてしまったため、竜たちの餌食となるしかない。両脇から竜の激しい攻撃にさらされ、さらには、いつ口から酸が吐かれるかわからない状態。

ただ、一度酸を吐くと、そこからはしばらく酸を吐き出すことができないため、その機会を狙い剣で攻撃するしかない。限られたチャンスを活かし、無事竜の巣から逃げ延びた時には、千人いた兵士たちは数十人にまで激減していた。

竜の巣を越えてからは、今度は同じ人間ではあるが、敵対する組織が襲ってきたりもする。敵兵たちは竜に襲われることなく、味方ばかりが襲われる。ここでも多くの兵士たちが死に、部隊としては瀕死の状態で、なんとか逃げ出すことができた。が、目の前には新たな竜の巣が存在していた…。

ここで絶望的な気持ちになる。千人の兵士が十分の一以下になった竜の巣を、あと2度通らなければならない。全滅するのもやむなしといった状況から、どのように事態を打開するのか。

新たな物語は、前作よりもハラハラドキドキ感が強い。



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