僕だけがいない街


 2017.11.19      子役の演技がすばらしい 【僕だけがいない街】

                     
僕だけがいない街 スタンダードエディション [ 藤原竜也 ]
評価:3

■ヒトコト感想
原作マンガは過去に読んだことがある。内容的にはミステリアスだが、かなり残酷な印象があった。それは、小学生が誘拐され殺されるという描写があったからだろう。本作も基本のストーリーは変わらず、俳優や子役も良い味をだしているので物語に入り込めた。ただ、悟の母親だけは違和感があった。かなり若すぎる。

石田ゆり子が演じているのだが、子供時代の悟の母親としては違和感はないのだが、年齢を重ねた悟の母親としてはあまりに若すぎる。ぶっきらぼうな話し方も原作どおりなのだが、石田ゆり子の見た目からすると違和感ばかりを覚えてしまった。リバイバルという特殊な現象から過去の事件を解決し未来を変える。映画としてはありがちなネタかもしれない。

■ストーリー
売れない漫画家・悟に、同じ時間が巻き戻る「リバイバル」現象が起こる。数日後、誘拐未遂を目撃した母が殺害され、バイト仲間・愛梨も命を狙われる。

■感想
まずリバイバル現象というのが何なのか、ほとんど説明がないが、悟が経験する現象を見るとすぐに理解できるだろう。何か悲惨な出来事が起こる前に戻される。その場で何か行動を起こせば未来の出来事は起こらない。かなり悟中心の特殊な現象だ。

このリバイバルは悟が起こしているのではない。そのため、悟自身も過去に戻ったからといって何をすれば未来が変わるかはわからない。これが本作のポイントだろう。手探りで悟が未来を変えようとする。トラックの事故レベルであればすぐにわかるのだが…。

物語は悟が小学生のころに発生した小学生誘拐殺人事件がカギとなる。いきなり現在で悟の母親が何者かに殺される。それは過去の誘拐事件の犯人を悟の母親が知ってしまったからだ…。なんだかいきなり悟が小学生時代にまでリバイバルするのはやりすぎなような…。

見た目は小学生だが中身はオジサン。誘拐事件の真犯人を探すべく、小学生の悟が行ったのは虐待を受けいていた同級生を助けることだった。小学生時代が本作のピークなのだろう。リバイバルの謎については、確かによくできているが、ありがちと言えばありがちだ。

本作はヒットしたマンガを原作としている。マンガはかなりの回数リバイバルをやり直している。どこか「バタフライエフェクト」的に、過去にどのような行動をすれば誘拐殺人事件から同級生を助けることができるかが練り込まれている。

映画では2回程度しかリバイバルはない。その試行錯誤具合と未来は変えることができないのかという絶望感がマンガの面白さではあった。時間的に厳しいうえに、子役が演技をするとなるとマンガ的な流れは難しいのだろう。

マンガ原作どおりに忠実に映画化されており、ミステリアスな雰囲気は良い。



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