おっぱいバレー


 2013.2.20     おっぱいが見たい中学生 【おっぱいバレー】  HOME

                     

評価:3

■ヒトコト感想
おっぱい見たさに猛練習に励むバレー部員なんてのは、都市伝説でしかない。今の中学生がおっぱい見たさに、なんてことはまずありえない。昭和の時代の、おっぱいを見るのも一苦労の時代だからこそ、中学生たちは、おっぱいを見るのに必死になるのだろう。新任教師の美香子が、教え子たちのおっぱいが見たいという欲望に対して、処理の仕方がわからずにとまどう姿がなんとも可愛らしい。綾瀬はるかのちょっとボケッとした雰囲気が、本作の美人女教師役にはぴったりだ。目的のために、ダメ生徒たちが一致団結して頑張るというのはよくあるパターンだが、本作はその目的が不順だ。さわやかな青春物語とは対極にある作品だが、妙にさわやかで感動的だ。

■ストーリー

美人女教師のおっぱい見たさに猛練習に励むバレー部員たちの奮闘を描いた、綾瀬はるか主演の青春コメディ。新任教師・美香子はバレー部の顧問を任されるが、部員は全員ダメな輩ばかり。そんな彼らを奮起させるため、美香子は彼らにある“約束”をする。

■感想
おっぱいを見たがる中学生というのは、今の感覚からするとかなり異色だ。その気になれば、いくらでもネットでエロ動画が見られる今の時代ではありえない。昭和の時代の中学生だからこその願望なのだろう。そんな中学生たちが、美人女教師と約束をする。ダメ運動部が、何かをきっかけとして大きく成長するというのは、ひとつのパターンとして定着している。本作もその手の作品なのだが、動機が不純だ。エロ目的でのがんばりというのが、これほど物語として成立するのは、昭和の時代という背景があるからだろう。現代の物語として上映すると、受け入れられることはないだろう。

時代的には、自分の中学時代とはかぶらない。それでも、妙なノスタルジック感がある。「ALWAYS」とまではいかないが、昭和を経験してきた人にとっては、懐かしさを感じるだろう。今や絶滅したブルマが存在するのは、この作品ならではだろう。古き良き時代を感じ、中学生時代の、女に対する無差別の興味というのを思いだすことだろう。今、大人となり、冷静な目で見ると「なんてバカなことを」と思う反面、若干の羨ましさを感じてしまう。中学生時代のはじけた感覚というのを思い出さずにいられない。

中学生たちのバカっぽさとは別に、綾瀬はるかの天然風なキャラが良い味をだしている。おそらく他の女優が演じたら、ここまで感動的な物語とはならなかっただろう。中学生たちのバカな要求に翻弄されつつも、過去のトラウマから自分の信念を貫く。もしかしたら、おっぱいバレーというタイトルと、主演が綾瀬はるかということで、綾瀬はるかがもしかして…。なんて期待して見る人もいるかもしれない。エロさはそこまで感じないまでも、綾瀬はるかには、中学生男子をとりこにする特殊な魅力に溢れている。

タイトルからは想像できない感動がまっている。



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