2005.6.22 この手のものに飽きてきた? 【ザ・ジュオン】
評価:3
■ヒトコト感想
ザ・リングに続くジャパニーズホラーのリメイク作品。
リメイクと言えるかどうか、リメイクする必要があったのかは疑問だが
基本は日本とほとんど同じで、俳優が外人になっただけ。
それでもそれなりに恐ろしくできている。
ちょっとこの手の物に慣れてきたのと、飽きてきたのがあるが
日本ではイマイチでも海外で評判がよければよいのだろう。
■ストーリー
東京の国際大学に通うカレン(サラ・ミシェル・ゲラー)は、
授業の一環の訪問介護でエマ(グレイス・ザブリスキー)という女性を訪ねる。
そこでカレンは、放心状態のエマに出会う。その時、2階から不気味な物音が……。
■感想
日本版もビデオ→映画とランクアップしていく毎に恐怖が半減していった。
その映画版をリメイクした作品であり、この手の物にちょっと慣れてきた現在では
悲しいことに純粋に恐怖を感じるというのは減っている。
日本とは微妙に違うアプローチの仕方をしているようだが、基本は同じで
日本で外人が被害にあうというちょっと不自然な感じは受けてしまう。
別に外人である必要性がほとんど感じられなかった。
ビデオで最初見たときはかなり衝撃的で見ている者に与える恐怖感は相当なものだったと思う。
それから月日が経ち、海外でリメイクされるまでになったが基本はほとんど変わっていない。
海外でリメイクされるにあたって分かりやすくなっているようだが
日本独特の静的な恐怖というのが海外で受け入れられてきているのだろうか??
直接的な恐怖よりも怖さを感じているのだろうか?
日本人の監督が本作を手がけたのでほとんど日本と変わらない作品になっているが
これがハリウッドの有名監督が手がけれると随分様変わりしそうだ。
思いっきりパニック映画風になりそうだと思うのは言い過ぎか?
決してつまらない映画ではないが、ちょっと飽きてしまっている。
日本では恐らく同じような感想を持つ人が多いだろう。
しかし、本作のマーケットが海外であるのならば、これで問題は無いのだろう。
ジャパニーズホラーが浸透していくことで、ハリウッド発の静的恐怖を扱う優れた
作品がそのうち日本にやってくるかもしれない。
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