ザ・リング


2005.5.5 間違い探し的な見方 【ザ・リング】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
リメイク作品の場合は間違い探しに終始してしまいがちだ。 本作もついつい間違い探し的な見方をしてしまったが、基本は日本版の内容を踏襲している形で 微妙にアレンジされているような感じだ。 違和感なくアレンジされ、分かりやすくまとまっているので良い。 日本独特の静の怖さがなくなっているのは気になったが・・。

■ストーリー
それを観た者は1週間後に死んでしまうという呪いのビデオテープをめぐって、 ジャーナリストのレイチェル(ナオミ・ワッツ)とその元夫ノア(マーティン・ヘンダーソン)は 秘密を解き明かそうと奔走する。ビデオの映像から紡ぎ出されるいくつかのメッセージ。 灯台、モエスコ島、モーガン牧場、馬の大量自殺、エオラ精神科病院、アンナ・モーガン……。 アンナ・モーガン、ビデオに映っていた女。彼女の身に一体何が起きたのか。

■感想
日本独自の静の恐怖感というものが少し薄れているような気がするが、 プラスになっているアレンジも多いと思う。 基本は日本版と同じなのだが呪いのビデオの内容がかなり違っている。 まあ、これは文化の違いからあたりまえのことなのだが、そのアレンジ部分で 良いところもあれば、悪いところもあるような気がする。

ビデオの内容がわけわかんないという部分においては、本作の方が強い。 純粋になんか呪われそうだと思うのは日本版の方が強いかもしれない。 蝿が画面を飛ぶというのは良かった。

馬をわりと象徴的にポイントとして扱っているが、それが最後まで必要性がわからなかった。 あれは別に無くてもいいんじゃないか?その部分が日本版との大きな違いなのだが、 無駄な部分に思えてしかたがなかった。 こんな感じで見てしまうので、間違い探し的になり純粋に楽しむことができなかった。 作品としてはオリジナルを知らなければ十分楽しめる良い作品だと思う。
ナオミ・ワッツは良かった。彼女は母親役がとても似合うと思う。 若い母親役を何作か見ているが、ハリウッド女優らしくないというか、 ホントに子供を大事にしてそうな雰囲気が良い。 プライベートは知らないが(笑)

そろそろ2が上映されるだろう。 僕的には日本の2は失敗作だと思っているが、ハリウッドの2には期待している。



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