2005.4.20 愛と後悔の物語 【エターナル・サンシャイン】
評価:3
■ヒトコト感想
ふられた恋人との記憶を消す。 失恋したことがある人なら誰だって思うことかもしれない。
時間の経過と共に緩やかに忘れることを待つよりもすぐにでも記憶から抹消したい、 どんな辛いふられ方をしても僕はそんな気持ちにはならないと思う。 本作も衝動的な気持ちから後悔の物語だ。
■ストーリー
特定の記憶だけを消去する治療によって、別れた恋人クレメンタインが自分の記憶を 消してしまったと知る主人公ジョエル。
頭にきた彼は、自分もクレメンタインの記憶を消そうとするが、 治療中によみがえる彼女との思い出が愛おしくなっていく…。
■感想
偶然にも本作と同じような感じで恋人との記憶を改変するという作品 (パラレルワールド・ラブストーリー)を読んだばかりだったのでちょっと
そのストーリーとかぶる部分もあるかと思ったが全然違った。 本作は忘れられない思い出を消そうとするが、いざ消そうとすると 消されたくない思いから抵抗する。
ものすごく気持ちはよく分かる。 恋人との楽しい思い出は失恋した直後は辛い思い出だが、 それは一時的なもので時間が経てば良い思い出となると思うし、
本作のジョエルの後悔を見ることによって、同じような気持ちになっても 冷静に気持ちを整理できる・・かな?
後味がとても良い作品。 記憶を消去するという非現実的な部分はあるが、物語としてはとてもリアルに感じる。
それは恐らく二人の恋愛がとても自然で、どこにでもある別れを表現しているからだと思う。
しかし、一番気になるところは恋人のクレメンタインが簡単にジョエルの記憶を消した というところに、失恋にたいしてあっけらかんとしてドライなのはやっぱり
女のほうなんだんぁーなんて思ったりもした。
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