エイリアンVSプレデター2


2008.2.10 人は、通過した道しるべ 【エイリアンVSプレデター2】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
新種エイリアンであるプレデリアン対究極のプレデターの対決。前作はエイリアンに対してプレデターがどこかやられ役だったのだが、本作は一転、エイリアンがやられ役となっている。すでに本シリーズでは人間はなんの意味もなしてはいない。ただ、そこに存在し、エイリアンとプレデターの存在を印象付けることにしか役目を果たしていない。大げさに言うと、人間の死体がエイリアンやプレデターが通過した道しるべのようにしかなっていない。それほどこの二体は突出している。そして、最後にはガチンコ対決がまっている。しかし、まさか体と体のぶつかり合いのように、取っ組み合うとは思わなかった。

■ストーリー

前作での南極における戦いでスカー・プレデターに寄生し、誕生したチェスト・バスターは宇宙船の中で、プレデターの性質を受け継いだ新種エイリアン、プレデリアンとして成長し船内のプレデターを次々と殺戮していく。コントロールを失った宇宙船は、アメリカ・コロラド州の森に墜落する。そして船内からはプレデリアンを初めとした無数のフェイスハガーが獲物を求めて外に飛び出していく。一方、宇宙船の異変に気付いたプレデターの本星から、エイリアンを駆逐することを生業とする究極のプレデター、ザ・クリーナーが地球へと送り込まれる。

■感想
夢の対決も二作目を迎えると、それなりに力関係がはっきりしてくる。前作はプレデターが人間役としてただやられるだけだったが、本作は立場が逆転している。究極のプレデターという触れ込みのザ・クリーナーが最新の武器を駆使しながらプレデリアンと戦う。逃げるプレデリアンに対して追うプレデター。知能と身体能力も高く、強力な武器を持つ。しかし、それでもプレデリアンをなかなか倒すことができない。二体の対決をもっと堪能したかったが、人間のエピソードが意外に時間をとり、テンションを下げているようにすら感じられた。本作では人間はただのやられ役でしかない。

前作と比べるとプレデターが孤高の戦士のようで非常にかっこよかった。たった一人でプレデリアンに戦いを挑み、次々と倒していく。たまに、邪魔な人間を圧倒的な力で排除することもあるが、基本的には地球のためにプレデリアンを根絶しようと奮闘している。前作よりは数倍見所はある。プレデリアンとのガチンコ勝負では最後には体と体のぶつかり合いで勝負をつけるあたり、ちょっと特殊かもしれない。

究極の生物同士の戦い。その結末はまだまだ先延ばしにされそうな勢いだ。ただ、この二生物に対して、人間の軍隊があっけないほどにやられるというのは少し寂しい気がする。人類の技術の粋を集めた強力な兵器で、プレデリアンなりプレデターに一矢報いてもよかったのではないだろうか。お決まりどおり、ハリウッド的な解決方法におさまった本作。プレデターの強さばかりが目につき、エイリアンのインパクトは人間が尻尾に突き刺された場面くらいだろうか。

この手の作品が好きな人は見て損はないと思う。



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