財閥家の末息子 Reborn Rich エピソード5,6


 2025.6.4     スニャンに対するドジュンの怒りが決定的になる【財閥家の末息子 Reborn Rich エピソード5,6】


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評価:3

■ヒトコト感想
未来を知っているドジュンがひそかに動き出す。そもそもドジュンの生まれ変わる前の家庭では、父親がアジン自動車を解雇されたことから不幸が始まっていた。それを防ぐためにドジュンは是が非でもアジン自動車の雇用を維持しようと奮闘する。ドジュンのひょうひょうとした態度が何かを感じさせる流れがある。相変わらずスニャンの会長は強烈なインパクトがある。

長男の息子。つまりは会長の孫が将来の跡取りとして指名され、早く結婚しろと命令したりもする。まさに戦国時代の武将のように、韓国では長男が家を継ぐのが当たり前なのだろう。そんな中で末っ子の息子であるドジュンは能力を隠しながら経営に興味がないふりをしてひそかに投資会社経由でスニャングループに迫る。

■ストーリー
1997年から始まった通貨危機により、韓国は“国家の経営破綻”という非常事態に見舞われていた。そして業界第2位のアジン自動車でさえも負債に耐えられず会社更生法の適用を申請。この危機を予見していたドジュンは、セヒョンとアジン自動車の買収に乗り出す。しかし、そこに手を挙げたのがスニャングループだった。国、そして世論もスニャンに優位な方向に動いていくが、ドジュンにはどうしてもアジン自動車を買収しなければならない理由があった。

スニャン自動車がアジン自動車を買収したものの、全社員の雇用が維持されることになった。これでヒョンウの父親が職を失うことも、母親が心臓まひで亡くなることも回避できるはずだった。しかし、喜ぶ彼が目にしたものは自殺した母の遺影だった。貧しかったはずの母がスニャン生活科学に投資していた痕跡を見つけたドジュンは調査を開始。その裏にはスニャングループの裏金工作があったことをつかみ…

■感想
今回のエピソードで大きな動きがある。まずアジン自動車をどうにかして買収しようとするスニャンと、それを防いで自分たちで買収を考えるドジュンが率いる投資会社。この対決の裏にはドジュンの本当の家族のいくすえを考えてのことだろう。

ドジュンは跡取り候補である長男の息子に対しても距離をとっている。財閥の跡取りというのも大変だと思える流れがある。スニャングループの会長の孫ということで、最初から出世するが、叔父叔母や周りの目を気にしながら、どのようにして成り上がるかはポイントとなっている。

ドジュンはアジン自動車を買収し雇用を維持すれば、父親が路頭に迷うことなく、母親も死ぬことがないはずだったのだが…。ここで歴史が変わることになる。死ぬはずのない本当の母親が自殺してしまう。それはスニャングループが相続税を回避するために行った会社清算による小口投資家への影響だった。

ここでドジュンのスニャングループに対しての敵対心が決定的になったのだろう。スニャンの会長が誇らしげにドジュンに語る。この場面でのドジュンの表情は明らかに変わっている。

ソウル市長選の戦いやメディアシティの落札問題など、すべてをドジュンは投資会社を経由してスニャンと対決し勝利している。ここまでくるとさすがにスニャンの会長も投資会社の裏にいる人物を気にすることになり…。

これまでドジュンは生まれ変わる前からもスニャングループを立ち上げた会長を尊敬しているふしがあった。会長の自伝をしっかりと読み込んでいたことからも明らかなのだが…。ここへきて、会長に対する敵対心がはっきりしている。そして、次回のエピソードでとうとう投資会社の裏にドジュンがいることを会長が知ることになるのだろうか。。。

今一番気になる物語だ。



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