財閥家の末息子 Reborn Rich エピソード15,16


 2025.8.2     死ぬ運命は変えられない【財閥家の末息子 Reborn Rich エピソード15,16】


amazonプライム                      

評価:3

■ヒトコト感想
とうとう最終回を迎える。その直前として、ドジュンが巧みな策略により兄弟たちからスニョン物産の株価を手に入れて、オーナーとなり経営権を手に入れることになる。兄弟たちは、ドジュンに手も足もでずにやりこめられたという感じなのだが…。ここから物語は急転直下する。やはりドジュンが乗る車がトラックに追突され、ドジュンは死んでしまう。

死に行くドジュンの目の前には…。運命は変えられないということなのだろう。次の瞬間、2話で崖から海に落ちたかと思われたチーム長(ユン・ヒョヌ)が病院のベッドの上で目を覚ますことになる。これはつまりドジュンからユンヒョヌへ戻ったということなのだろう。歴史はそのままでドジュンの記憶を残したままユンヒョヌは現実に引き戻されることになる。。。

■ストーリー
スニャンカードの買収金8千億ウォンの担保として、ドンギからスニャン物産の株を手に入れたドジュンは、その株をヨンギに買わせる。あとはスニャンカードが経営破綻すれば、スニャン物産の株がヨンギのものとなり、スニャングループの会長になるのを待つだけだった。しかし再びドジュンがスニャンカードを買い戻し、ドジュンがスニャン物産の筆頭株主に。それを待っていたかのように、違法献金の容疑でドジュンは逮捕されてしまう。トルコの病室で目を覚ましたヒョンウの前に現れたのはミニョンだった。ヨンギを違法な事業承継で起訴するためにヒョンウの証言が必要だという。

ミニョンの助けで帰国したヒョンウだったが、空港には業務上横領の容疑で緊急逮捕しようと東部地検の検事が待ち受けていた。隙を見て逃走したヒョンウはぬれぎぬを晴らすため、ペーパーカンパニーの帳簿のデータを持って再びミニョンを訪ねる。そしてスニャンの疑惑に対する聴聞会が開かれることになり…

■感想
クライマックスに向けてドジュンが死ぬことになる。運命は変えられず起こることは必ず起こる。ドジュンからユンヒョヌへ戻っても現実は変わっていない。すべては夢オチということになるのかと思いきや…。ドジュンで経験したことはそのまま残っている。

つまりドジュンの精神で経験したことはそのままに、現実はユンヒョヌに戻っている。スニョンの会長になる寸前で死亡したドジュン。ミラクル社のボスはドジュンが死んだからと隠居してしまっていた。ドジュンとユンヒョヌが同じ顔というのはまぁ、わかりやすくするためなのだろう。

現実を知ったユンヒョヌは、ドジュンを殺した犯人をつきとめようとする。その過程で検事と再会し、策略を練る。客観的にはドジュンとユンヒョヌは同じ顔をしており、ドジュンの婚約者であった女検事は、ユンヒョヌの顔をみて驚くはずなのだが、そうはならない。

物語の世界では、ドジュンとユンヒョヌは別の顔ということなのだろう。ドジュンが死んだ場所にいたユンヒョヌ。前回までの流れではドジュンを殺したのはユンヒョヌかと思いきや…。大きく関係していたのは間違いないようだ。

だとすると、ドジュンがユンヒョヌ時代に経験したことを忘れているのは解せない。ドジュンの殺害に関わっていたという大きな出来事をまったく忘れているのは都合がよすぎる。ユンヒョヌとしてミラクル社のボスと再会し、ドジュンのような行動をとりミラクル社を味方につける。

そして、ドジュン殺害の真犯人が誰かというのを突きとめる。てっきり長男の息子が犯人かと思いきや、別の人物が犯人だった。いくつか都合のよすぎる展開はあるのだが、スリリングな物語としてしっかりとラストまで描き切っている。

最後までしっかり走り切ったという感じだ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp