2025.7.18 ドジュンへの遺産分配はゼロだ【財閥家の末息子 Reborn Rich エピソード13,14】

amazonプライム
評価:3
■ヒトコト感想
前作から会長がボケ始めて、物語のテイストが変化している。会長対ドジュンという対決図式がなくなり、ドジュン対兄弟たちという流れとなる。会長が亡くなり、その後の遺産相続がメインだ。ここでドジュンが正式に後継者として指名されれば丸く収まるのだが…。ドジュンには何も相続されなかった。これは会長の遺言によるものであり、周りの兄妹たちは驚くことになる。
会長があえてドジュンを窮地に立たせるために何も遺産を分配しなかったことは強烈だ。ドジュンが兄弟たちを翻弄し、最後にはスニャンを手に入れるのか。日韓W杯での韓国のベスト4をうまく利用してスニャン自動車の車を大ヒットさせたり。これから起こることを知るドジュンの無双状態が続く。
■ストーリー
業績が低迷していながらスニャンを担う事業になると信じ、ヤンチョルが手放さずにいたスニャン自動車。しかし株主などからの風当たりが強く、売却を検討し始める。その一方でドジュンは2002 FIFAワールドカップの開催に合わせ、新車アポロの販売戦略を打ち出す。韓国代表がベスト4に進出することを知っていたドジュンは強気だが、周囲はもちろんヤンチョルも半信半疑だった。そしてベスト4進出を見届けたかのように、ヤンチョルは息を引き取り…
ヤンチョルの死によってスニャンの経営権を巡る争いが動きだす。イ室長を使ってドジュンを出し抜き、スニャン金融持ち株会社の実権を握ることになったヨンギとドンギ。しかし金産分離緩和法案が否決され、金融持ち株会社の設立は幻に。自分はスニャンの次期総裁になれないと悟ったドンギは、スニャンの金融関連会社を分離させ、金融グループを作る策に出る。その足掛かりとして、ミラクル社が持っていたスニャンカードの買収に乗り出すのだが…
■感想
会長が死ぬ。後継者として指名されていたドジュンが多くの遺産を引き継ぐかと思いきや…。書き換えられた遺書にはドジュンの分配はなしと書かれていた。ここから波乱がスタートする。一強の状況であれば周りもあきらめがつくのだが、自分にもチャンスがあると知ると必死になる。
特に長男と次男は必死にお互いが主導権を握ろうとする。さらには会長の妻であるおばあさんが実は株を持っていたと暴露する。この株が長男か次男に渡ると、ドジュンには勝ち目がないのだが…。
強烈なカリスマ性のある会長とドジュンの対決が本作の見ものではあったのだが、それがなくなった。間抜けでお互いのけん制しかしない兄弟とドジュンの対決であれば、ドジュンが圧倒するように思えたのだが…。
まだまだドジュンには様々な障害がある。未来を知るドジュンが様々な策略を立てて次男を翻弄する。特に強烈なのはカード会社を次男に売却するのだが世間はカード破産があふれ、カード会社が立ちいかなくなる。これから世間がどうなるかを知るドジュンに勝てる者はいないだろう。
物語は結末に近づいているのだろう。ドジュンの策略を破ることができない兄弟たち。その先にあるのは、検察を使ってドジュンを逮捕する方法と、あとは事故に見せて殺害するしかない。おばあさんは逮捕を逃れるためにドジュンの軍門に下っている。
次男はカード会社のピンチにより支配者レースから脱落している。あとは長男とその息子との対決なのだが…。会長がドジュンのために用意した多額の裏金をドジュンがどのように使うかがポイントなのかもしれない。
結末は近い。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp