私の友人ダマー


 2026.2.6     何かを起こすにはそれなりの理由がある【私の友人ダマー】


                     

評価:3

■ヒトコト感想
実在した連続殺人犯であるダマーの高校時代を描いた作品。金髪の長髪でメガネ。生物の死に興味を持ち、小屋で父親からもらった科学薬品を使って動物の死骸を溶かしたりもしている。高校の時に異常さを垣間見せているのだが、紙一重のような気がした。ここから天才的な生物学者になるパターンもあるだろうし。。

家庭内の不和の影響も大きいのかもしれない。学校内では特にいじめを受けている様子はないのだが、ダマーがあえて奇行を装うと、それを面白がる同級生たちがいる。一種の悪ふざけグループに入るのだが…。そこでもダマーが異質なことは変わりないような気がした。急に床に横になり痙攣したように震える。明らかに異常だが、周りがそれを面白がるので、ダマーは仕方なくやっているという感じだ。

■ストーリー
ディズニー・チャンネルで人気のロス・リンチが、連続殺人犯となって米国で悪名を轟かせたジェフリー・ダーマーの思春期を演じる。絶賛されたグラフィックノベルを原作に、高校時代のダーマーを描いた悲しくも滑稽で心に残る実話。

■感想
高校生のダマーは典型的な生物オタクのような存在だ。家から離れた場所にある小屋に動物の死体を溶かしたビンを大量に保管する。父親がダマーの状況を危惧して、大量のビンを全て捨てて小屋を焼き払うと言うのは間違いではないだろう。

ダマーには筋トレをして女の子にモテる存在になってほしいというのが父親の望みだ。もともとダマーに連続殺人犯の素養があったとして、それが開花したのは何が大きく影響したのだろうか。母親が精神の病で入院していたが、退院して家庭に入り父親と離婚したことも一因なのだろう。

ダマーの高校生活は普通のようであり普通ではない。他の生徒はイジメにあってはいるが、ダマーはそうではない。目立たない普通の生徒だったはずのダマーが悪友たちと行動を共にすることになる。ダマーが突飛な行動をとることを面白がってはいるが、普通に仲の良いグループのように見えている。

高校生らしいいたずらの域を超えているが、周りがはやし立てるので歯止めが利かなくなるダマー。すべての部活の卒業写真に写りこんだりと、人気者がやるような行動をとっている。

親が離婚し、母親が祖母の家に引っ越したとしても一人っきりで生活するダマー。定期的にジョギングをしている教師の姿を何かを考えながら見つめている。プロムで女性を誘ったりはしているのだが、どうもダマー自身が女性に興味がある風ではない。

悪友たちの手前、プロムで一緒に参加する女性がほしいだけのような感じだ。終盤ではダマーが悪友のひとりを独り暮らしの家に招こうとするが拒否されている。恐らくだが、ヒッチハイカーを次々と連れ込んだのだろう。すべてが若い男というのが意味深だ。

元々の素養があったにせよ、何かを起こすにはそれなりの理由がありそうだ。



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