トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 DVD通常版 [ ソイ・チェン ]
評価:3
■ヒトコト感想
香港の九龍城砦という無法地帯のスラムでの激しい戦いを描いた物語。主人公のロッグワンは中国から密入国し、九龍に流れ着いてきた。九龍のボスであるロンやその手下たちと最初はトラブルとなるが、ロンに打ちのめされ、仲間となる。ナイフ使いのソンヤや医者で仮面をかぶったセイジャイ、そして足技を使うサップイーなどの3人の若者がロッグワンと仲良くなる。
対立する九龍の外で勢力を広げている大ボスや、過去にロンの仲間となっており、ひとつ前の世代として裏社会を引っ張っていた九龍の地主や、もうひとつの組織のボスなどが登場してくる。過去にロンと激しい戦いを繰り広げた因縁の相手の息子を探す地主たち。実はその敵の息子がロッグワンという衝撃の事実が中盤で明らかとなる。
■ストーリー
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。
■感想
九龍内部での激しいアクションを描いた本作。昔懐かしいカンフーアクションの雰囲気がプンプンしている。黒社会の大ボスがサモハンキンポーというのも懐かしい思いがわいてくる。ロートルのロンや大ボスが強さを維持しており、ロッグワンはロンにあっさりとやられている。
九龍の内部は小さな建物が積み重なったような形となり、裏路地のような中で激しい戦いを繰り返すことになる。人がひとりやっと通れるような細い路地をバイクでぶっ飛ばすのは強烈だ。
ロッグワンが老人たちの仇の息子だとわかると、ロン以外の老人たちはロッグワンを殺せと迫ってくる。ロッグワンが必死に戦う姿を傍観するしかないロン。前の世代のことは、水に流せと言うのだが…。ロッグワンを倒すために大ボスに依頼するのがケチのつけ始めだ。
ここから九龍は大ボスの手に落ちるのだが…。大ボスの部下であるグラサン男が強烈な強さを発揮している。気功の使い手で、「鋼鉄」と叫ぶと体が硬くなり、刃物を一切通さなくなる。グラサン男は大ボスを殺して九龍のボスとなっている。
ラストはロッグワンと若者の仲間たち3人対グラサン男という図式となる。4対1でもグラサン男が有利というとんでもない強さを見せている。九龍での戦いでは入り組んだ建物の間に吹きすさぶ風を利用して建物の上に登ったり、ナイフで刺されてもすぐに立ち上がったり。
ラストは意外な方法でグラサン男が破れることになる。香港のカンフーアクションという昔ながらの雰囲気を楽しみ、ノスタルジックな気分になれる作品だろう。純粋なカンフーアクションとしても十分楽しめる作品だ。
サモハンキンポーが普通にカンフーをしているのが衝撃的だ。