トンネル 9000メートルの闘い [ トールビョールン・ハー ]
評価:3
■ヒトコト感想
ノルウェーの雪深い山奥、長距離のトンネル内で事故が起きるととんでもない大惨事となる。実話をもとにしており、トンネル事故が起きると生存者が少ない理由がよくわかる。大山岳地帯の長距離トンネル。一台のタンクローリーが事故を起こす。ガソリンに引火し大爆発を起こすとトンネル内は煙が充満しトンネル内にいる人々は呼吸ができなくなる。単純に考えて、対向車線をUターンして戻れば良いのだろうが、その決断が遅れると戻ることすらできない。
車体が長いバスはUターンできない。立往生した乗用車を蹴散らして進むことができる巨大な除雪車などがないと、無理やりトンネルから出ることはできない。非常に絶望的な状況であることは間違いない。
■ストーリー
愛しきものよ、待っていろ…クリスマス。ノルウェーの氷山が連なる大山岳地帯。帰省する多くの若者や家族を乗せた様々な車両が、氷山を貫く長距離トンネルを走行していた。そこで悪夢は起こった。一台のタンクローリーが壁に激突し、行く手を阻まれた多くの人たちが構内に閉じ込められてしまったのだ。外では吹雪が猛威を振るっており、レスキュー隊の到着には時間がかかってしまう。
更に運が悪いことにタンクローリーの燃料が流出、やがて爆発事故と共に黒煙がトンネルを満たし始める。バスに乗り、トンネル内に取り残されていた救助隊隊員・スタインの娘・エリゼは父の到着を信じて、果敢にも乗客を守ろうと、かつて父に教えてもらったトンネル内にある技術室を目指す。迫りくる死の恐怖、父、そして救援隊は間に合うのだろうか?
■感想
クリスマスとなると皆急いで家に帰ろうとする。雪が降り積もる中でも無理をしがちになる。皮肉なことに、目的地に急ぐ車の中で、トンネルに入る直前に事故を起こした車はレッカーされトンネル事故に幸運にも遭遇せずに済む。
逆にスムーズにすすみ、トンネル内に入り込んだ車たちは…。ヒッチハイカーは、事故を起こしたトラックにヒッチハイクをお願いするが断られている。これが幸運でしかない。救助隊員のスタインの娘であるエリゼは父親への反発からバスで移動するのだが…。
救助隊員としてトンネル内の事故に対応することになるスタイン。ここで強烈に違和感をおぼえるのは、スタインの態度だ。事故が発生した瞬間は、煙が充満したトンネル内には入るのは危険だと考え、上司の命令に従っている。
それが、娘のエリゼがトンネル内に残されていると知ると、除雪車を運転しトンネル内に突っ込んでいる。周りも、娘が中にいるのならしょうがない。。。というような論調でいる。つまりは救助隊員の身内以外は必死になって救助隊員は助けてくれないということだ。
トンネル内でタンクローリーが爆発すると悲惨なことになる。炎が充満し逃げ場がなくなり、近くにいた車や人は炎に包まれてしまう。逃げることできない車は動けない。トンネル内は煙が充満しているので、下手に車の外にでることができない。
遠隔地で連絡を取り合うのは、道路の緊急センターの係員のみ。トンネル内を熟知していたり、風向きを変えるシステムなどがあることに驚いた。トンネル内での事故は、ひとたび事故が発生すると逃げ場がなくなるため、悲惨な状態になるのは納得できる。
トンネル内の事故は悲惨だ。