2026.7.21 あっさりとクライマックスまで到達【沈黙の艦隊 北極海大海戦】

評価:3.5
■ヒトコト感想
原作マンガでのクライマックス部分がシーズン2ですでに描かれるということに驚いた。かなり途中をはしょったような感じではあるのだが…。日本内部の政治的な動向は、正直どうでもよいかもしれない。作品としては必要なので入れないわけにはいかないのだろう。メインは間違いなくやまとの潜水艦同士の激しい戦いだろう。アメリカの最新原子力潜水艦とやまととの対決。
北極海でアメリカ人の兄弟との対決はかなりインパクトがある。素人としては魚雷を撃たれたら終わりかと思いきや、やまとは様々な工夫で魚雷を避けている。時にはアクロバティックすぎる避け方もあるのだが…。戦い相手の館長からすると、神業としか思えない魚雷の避け方なのだろう。
■ストーリー
冷たく深い北の海を、モーツァルトを響かせながら潜航する「やまと」。「大」いなる平「和」と名づけられた原子力潜水艦は、国連本部のあるニューヨークへ針路をとる。アメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかったとき、背後に一隻の潜水艦が迫る。それは「やまと」の性能をはるかに上回るアメリカの最新鋭原潜であった。氷塊が砕ける冷たい北極海で、戦いの幕が切って落とされる。
■感想
日本内部での政治的な駆け引きが描かれているが、年寄同士の権力争いとなっている。中にはやまとに保険をかけて世界的なやまと保険を売り出そうとする政治家もいる。確かに新しい試みなのかもしれないが、物語の結論に向けては大きな変化がない。
最初から思っていたことだが、やまと館長である海江田とやまと乗組員たちがどのような考えをもっているかだ。一歩間違えれば死ぬ戦場で、命を海江田に預けている。ここまでのカリスマ性が海江田にあるということなのだろう。
アメリカ最新原潜とやまとの一騎打ち。実は2隻の原潜とやまとは戦っていたと途中で判明する。2隻の最新鋭潜水艦とやまとは互角以上にわたり合っている。場合によっては最初の魚雷であっさりとやまとは破壊される危険性もあった。
兄弟のアメリカ原潜の館長たちの役割分担がすさまじい。自分たちもろともやまとを破壊せよという気概。そして、やまとはさんざん攻撃されたあとに、一点だけを狙って魚雷を放つ。攻撃する者は攻撃されることも覚悟の上なのだが…。
ドラマ版と比べると、やまとの圧倒的な能力と戦闘技術がこれでもかと描かれている。そして、空母JFKの大艦隊に囲まれたとしても、まるでやまと一隻だけが演習でもしているように、ビーコンを撃つことで敵戦艦を破壊していると示している。
そして、どれだけ攻撃されようともやまとから反撃することはない。ラストでは大量の魚雷をかいくぐり海上に現れ、目の前には空母がある。丸裸の空母は魚雷一発で破壊されるはずなのだが、またしてもやまとはビーコンしか撃つことはなかった。
ずいぶんとあっさりとクライマックスにまで到達した印象だ。
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