ザ・コンサルタント2


 2025.8.6     あの会計士が帰ってきた【ザ・コンサルタント2】


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評価:3

■ヒトコト感想
前作で強烈なキャラクターを作り上げていたが、その作り上げられたキャラクターが存分に暴れまわっている。クリスチャン・ウルフが活躍するのはもちろんだが、今回は最初から弟のブラクストンが仲間となり兄弟の軽妙なやりとりが面白い。そして、ウフルが幼いころ育った施設の子供たちを集めた特殊な組織の能力がより詳細に描かれている。

政府のIT専門家であっても探し出せない容疑者を、いとも簡単に見つけ出してしまう技術力。ADHDの子供たちばかりを集め、その特殊な能力を存分にはっきさせる。あらゆる企業のシステムのハッキングを行い、ターゲットを探し出す。几帳面で融通のきかない偏屈なウフルと、なんでも暴力で解決しようとするブラクストン。ふたりの共闘が良い。

■ストーリー
クリスチャン・ウルフは、複雑な問題を解決する能力に長けた男である。ある日、古い知人が“会計士を見つけろ”というメッセージを残して殺される。ウルフは事件の真相を解明するため、長らく疎遠だった荒くれ者の弟のブラクストンに手伝いを頼む。金融犯罪取締局のメディナ副局長と協力して、彼らは恐ろしい陰謀を暴いていくが、冷酷な殺し屋たちに命を狙われる。

■感想
あの会計士が帰ってきた。前作では殺し屋に狙われ、結局は移動式のコンテナで暮らすのだが、相変わらずの几帳面さがある。そんなウルフに政府のお役人から依頼が入る。政府のお偉いさんが殺され、会計士を呼べとメッセージを残して死ぬ。

前作で会計士を追い詰めた政府の役人が、今回は早々に殺されてしまう。殺害犯を見つけ出すためにウルフは動き出し、助っ人ととして弟のブラクストンを呼ぶ。前作では敵対していた兄弟が、お互いの正体を知り仲良くなっている。ただ、ウルフがタンパクなので8年ぶりの連絡といのが良い。

どうやらウルフは結婚したいようで、婚活パーティに参加したりもする。会計士でハンサムなので、女性が列をなしてウルフと話したがるのだが…。ウルフの特殊な性格を知り次々と女性は離れていく。その後、ブラクストンとの行動でも特異な性格を存分に表現している。

ウルフも喧嘩は強いのだが、ブラクストンは根っからの暴れん坊という感じだ。気に入らない相手はすぐに殴る。それも殴り飛ばすという感じで、殴られた相手は、毎回窓ガラスを割って吹き飛んでいる。

ウルフとブラクストンの兄弟コンビで動き出す。相手は武装集団だが…。ウルフをバックアップするADHDの子供たちを集めた組織がすさまじい。強烈なハッキング技術でターゲットを見つけ出し、ウルフをサポートする。

道中で警察に車を止められる危険性を指摘されると、ハッキングしてすべての道路の信号を青にし、近くで強盗事件が起きたと偽の情報を警察側に蔓延させ、自分たちの車が取り締まりに引っかからないようにする。とんでもない技術力を秘めた組織であり、この組織があるからこそウルフは活動できているのだろう。

強烈なインパクトのある兄弟のシリーズだ。



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