ザ・コンサルタント


 2025.7.1    発達障害で会計士の殺し屋【ザ・コンサルタント】


                     
ザ・コンサルタント [ ベン・アフレック ]
評価:3

■ヒトコト感想
会計士であり凄腕の殺し屋であるウルフ。これだけならただの殺し屋モノだが、ウルフは発達障害をもち子供時代には様々な問題を起こしていた問題児だった。大人になってからも強い光や音に慣れるために夜中に訓練を続け、人の心がわからないような言動をする。心の無い殺し屋というのは定番かもしれないが、本作では発達障害を患っているための行動ということになる。

会計士として信じられない能力を見せ、誰も気づかない不正を見つけ出してしまう。そのため、ウルフと会計担当の社員が狙われることになる。ウルフを支援する謎の女の存在や、マフィアや政府に狙われたとしても逃げ続けてしまう能力の高さがポイントかもしれない。

■ストーリー
職業、会計コンサルタント。本業、腕利きの殺し屋。この男いったい何者?会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?

■感想
会計コンサルタントであるウルフ。マフィアや一流企業からの依頼をこなしつつ、正体不明感がある。ウルフの幼少期の描写があり、そこでは発達障害に苦悩する母親や軍隊で大佐をしている父親に厳しく育てられるウルフの姿がある。

発達障害のウルフに対して父親はスパルタ教育を行う。軍隊式の格闘技の訓練から始まり、ウルフが一人で生活できるように強い光や大きな音に過剰に反応することに対して、改善させようとする。ここでウルフの隣にいて同じような教育を受ける弟の存在がある。

ウルフは射撃の腕もすさまじい。ウルフが会計士として会社の不正を暴いた際に、その社長から殺し屋を雇われ狙われることになる。秘密を守るためなのだが…。家に襲撃にきた殺し屋たちを長距離射撃であっさりと殺している。

この圧倒的な万能感がすさまじい。射撃から逃れウルフと直接格闘を行う場面では、ウルフは圧倒的な格闘技能力で敵を排除している。その際にも、なんの感情も見せずに相手を射殺する残虐さは発達障害ならではの行動なのかもしれない。

ウルフを狙う殺し屋の存在もある。軍隊仕込みの殺し屋たちは会社の社長宅でウルフを待ち受ける。ここで殺し屋たちをウルフが単独で殺害している。そして、最後には殺し屋のボスとの対決となるのだが…。ここで実は殺し屋のボスはウルフの弟だったというオチとなる。

ウルフと同じように父親から訓練を受けてきた弟は強烈な強さがある。兄弟としての再会があり、そのまま社長をあっさりと殺してしまうウルフ。その後はコンテナに乗ってどこかに移動してしまう。

このキャラクターはシリーズ化できそうだ。



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