2025.12.4 別世界へとワープしたジュリアナ【高い城の男 シーズン4 エピソード1,2】

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評価:3
■ヒトコト感想
とんでもない状況となっている。もはや別の世界へ行くのが当たり前となっている。ナチスが作成した仕組みは、戦争でアメリカが勝利した世界へ簡単に移動できる。さらには別世界から技術的な情報を仕入れたり、スミス元帥が別世界ではどのような家族構成でどんな仕事をしているかまでも調べている。
さらには別世界へ自分の力でワープしたジュリアナのことを調査したりもする。別世界の技術的な進歩を妨害し、向こうからこちらの世界へやってくる可能性をつぶす。スミスの家族の個人的な問題でナチスの人種差別についてスミスの娘が反発したりもする。ナチスの最高権力者であっても、あらがえないことがある。スミスであっても簡単には国の仕組みは変えられないのだろう。
■ストーリー
ジュリアナ・クレインは新しい世界にいる。田上が暗殺され、木戸警部は犯人捜しを始める。黒人共産反乱軍を疑った木戸は、彼らを厳しく追及していく。ジョン・スミスはワイアット・プライスと仲間の反乱分子を捕らえるため、中立地帯へ侵攻する。さらに娘たちを連れ戻すため、ヘレンの元へ行く。ジョン・スミスは“ニーベンベルト”にいる部下から重要な情報を受け取る。
一方、自分の世界では家族の問題に苦心していた。ベルと黒人共産反乱軍はワイアットへの協力を決める。木戸は疎遠だった息子、徹との絆を取り戻そうとする。チルダンは日本人の助手と協力し合う。ジュリアナは、自分の世界での敵が、別の世界では友となり得ることを知る。
■感想
シーズン4となり、結末が近づいている。シーズン3のラストで別世界へとワープしたジュリアナはそのまま別世界で生活し、サラリーマンとなっているスミス家族と交流することになる。ナチスが発明した機器でナチスはいつでも別世界へと移動できる。
さらには別世界で科学技術を手に入れ、別世界の技術的な進歩を妨害したりもする。ナチスが恐れるのはアメリカが戦争で勝利した世界が、こちらの世界に通じる扉を開くということだ。ジュリアナを監視したり、月へのロケット発射を妨害したりもする。
ナチスの最高権力者となったスミスであったが、家族の問題に悩んでいる。妻は中立地帯へ逃げ込んでしまい、連れ帰った娘は難しい年ごろになっていた。ナチスの監視社会。たとえ家族であっても違反した者は、すべてナチスの上層部へ知らせなければならない。
まさに監視社会だ。元帥であるスミスであってもその仕組みを変えることはできない。人種差別について娘に質問されたとしても、スミスは回答に困ってしまう。明らかにスミスはナチスの元帥になるほどの冷酷さを持ち合わせていない。
日本の幹部が集まる場所で、レジスタンスたちが暗殺をもくろんでいる。ここで出世した木戸が何かしら怪しげな雰囲気を感じている。息子が問題を抱えており、木戸もスミスと同じように家族のことで悩んでいる。本人は次々と出世してはいるが…。
反乱軍の暗殺。そして、勢いを増すナチスのトップであるスミスは、別世界で気ままに生活しているサラリーマンのスミスにあこがれたりもしている。別世界へと自由に出入りできることになったので、スミスは別世界へと移動するのではないだろうか?
なんだか予想外の展開となっている。
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